外交官が見た国際法の限界と希望 -- NHKブックス --
柳原正治 /著   -- NHK出版 -- 2022.12 -- 19cm -- 252p

資料詳細

タイトル 帝国日本と不戦条約
副書名 外交官が見た国際法の限界と希望
シリーズ名 NHKブックス
著者名等 柳原正治 /著  
出版 NHK出版 2022.12
大きさ等 19cm 252p
分類 329.6
件名 戦争(国際法) , 日本-外国関係-歴史-昭和前期
個人件名 安達 峰一郎
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1952年富山県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。九州大学名誉教授、放送大学特任栄誉教授。専門は国際法、国際法史。著書に『人と思想 グロティウス』(清水書院)、共編著に『国際法から見た領土と日本』(東京大学出版会)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 外交官であり、アジア初の国際司法裁判所所長でもある安達峰一郎。彼の足跡を手がかりに、「平和構築に腐心した」知られざる近代日本の姿を明らかにする本。国際法秩序最大の危機を迎える中で、日本がどのように対処するべきかも、創造的な観点から追及する。
要旨 「世界の法」の潜在力を問う。明治維新後、世界の「一等国」となるべく邁進した日本は、戦間期の1920年代、不戦条約をはじめとする国際法秩序、新たな集団安全保障体制の構築に当事国として深く関わった。だがしかし、紛争解決手段としての戦争を否定したにもかかわらず、なぜ日本は迷走と破局への道を辿ったのだろうか。外交官としてパリ講和会議の委員を務め、国際連盟の発足に携わり、その後アジア初の常設国際司法裁判所所長を務めた安達峰一郎の足跡を手がかりに、「戦争」と不戦条約の関係を国際法の観点からどう説明できるか、また当時の関係者がいかに説明しようとしてきたかを問いなおし、国家自存と平和構築の間で苦闘した、知られざる帝国日本の姿を照らす。
目次 序章 満州事変の勃発と安達峰一郎の苦悩;第1章 「強大なる国」を目指して―近代国際法の受容;第2章 新しい国際法秩序構築に向けて―集団安全保障体制と国際裁判;第3章 戦争違法化運動と日本の対応;第4章 不戦条約はなぜ「戦争」を防げなかったのか;第5章 世界万国の平和を期して―安達峰一郎の遺したもの
ISBN(13)、ISBN 978-4-14-091276-8   4-14-091276-6
書誌番号 1122021053

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