シュリーマンの「再発見」からナチ、そして現在まで --
ローレンツ・イェーガー /著, 長谷川晴生 /訳, 藤崎剛人 /訳, 今井宏昌 /訳   -- 青土社 -- 2023.1 -- 20cm -- 381,4p

資料詳細

タイトル ハーケンクロイツの文化史
副書名 シュリーマンの「再発見」からナチ、そして現在まで
著者名等 ローレンツ・イェーガー /著, 長谷川晴生 /訳, 藤崎剛人 /訳, 今井宏昌 /訳  
出版 青土社 2023.1
大きさ等 20cm 381,4p
分類 234.07
件名 ドイツ-歴史-20世紀 , シンボルマーク-歴史
注記 原タイトル:DAS HAKENKREUZ
注記 索引あり
著者紹介 【ローレンツ・イェーガー】1951年ドイツ生まれ。ジャーナリスト、批評家。1985年にフランクフルト大学にてドイツ文学の博士号を取得したのち、北海道大学、スタンフォード大学など複数の研究機関で講師や客員研究員を務める。邦訳書に『アドルノ―政治的伝記』(岩波書店、2007)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 鉤十字。この悪名高き「ナチのシンボル」は、いかにしてそうなってしまったのか?シュリーマンからヴィルヘルム二世、ヒトラーまで、ブラヴァツキーからラヴクラフト、谷崎、果ては法輪功まで、呪われた文化史をたどる。図版多数。
要旨 シュリーマンにより再発見されたのち、世紀転換期の民族至上主義運動のなかで「アーリア人のしるし」と目され、ロシア革命後「反ボルシェヴィズム」という意味合いも付与された鉤十字。ナチのシンボルとなり、その後も物議を醸しつつ使用されていった。ブラヴァツキー夫人、リルケ、ブレヒト、ラヴクラフト、谷崎、法輪功まで、鉤十字に引きつけられた人々と彼らが付与した意味づけを紹介し、その軌跡をたどる。
目次 本書の意図;シュリーマンと考古学者たち;アングロ・インドのスヴァスティカ―ブラヴァツキー夫人とラドヤード・キプリング;両性具有のスヴァスティカ―アルフレート・シューラーとルートヴィヒ・クラーゲス;鉤十字のある礼拝堂―ミュゾットのリルケ;「猿族」への宣戦―ランツ・フォン・リーベンフェルス、ストリンドベリ、ヘルツマノフスキー=オルランドー;シュテファン・ゲオルゲとドイツの人文学;「永遠のドイツ人」―フランツ・ローゼンツヴァイクとヘルマン・ブルテ;ロシア皇帝一家の銃殺―アレクサンドラ・フェドローヴナの迷信とユダヤ人ボルシェヴィキ;武装せるシンボル1―義勇軍とトゥーレ協会;武装せるシンボル2―ウンゲルン=シュテルンベルク男爵;ゲーリング、ヒトラー、ローゼンベルク;左翼によるカリカチュア化―ブレヒトからヴィルヘルム・ライヒ、カネッティまで;アメリカのホロコースト―H・P・ラヴクラフト;耽美に死す―谷崎潤一郎の長篇小説『卍』;ドーリア的世界―ゴットフリート・ベンとユリウス・エヴォラ;ヒト型スヴァスティカ―レオ・フロベニウスと「文化人類学者」ヴィルヘルム2世;鉤十字の国旗化;一九四五年以降―暴走族、歴史改変SF、ブリティッシュ・パンク、法輪功
ISBN(13)、ISBN 978-4-7917-7529-3   4-7917-7529-5
書誌番号 1122021448

所蔵

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