近代日本文学は何を「謎」としてきたか --
怪異怪談研究会 /監修, 乾英治郎 /編著, 小松史生子 /編著, 鈴木優作 /編著, 谷口基 /編著   -- 青弓社 -- 2022.12 -- 19cm -- 325p

資料詳細

タイトル 〈怪異〉とミステリ
副書名 近代日本文学は何を「謎」としてきたか
著者名等 怪異怪談研究会 /監修, 乾英治郎 /編著, 小松史生子 /編著, 鈴木優作 /編著, 谷口基 /編著  
出版 青弓社 2022.12
大きさ等 19cm 325p
分類 910.26
件名 推理小説-日本-歴史-明治以後 , 怪異-文学上
内容 内容:怪異とミステリ 光原百合著. 歌舞伎と探偵小説 横山泰子著. 怪異と謎解き、そして郷愁 松田祥平著. イギリス怪奇幻想ミステリと近代日本文学 鈴木暁世著. 江戸川乱歩と交霊術 大道晴香著. 「怪談」以上「探偵小説」未満の世界 谷口基著. 脳内に現象する怪異 鈴木優作著. 〈侵食〉する〈死者〉たち 脇坂健介著. 「浪漫」としての怪異 原辰吉著. 家霊を脱構築する女 小松史生子著. 館という幻想 中川千帆著. 妖怪の「理」/ミステリの「檻」 乾英治郎著. オンライン空間と怪異の変容 伊藤慈晃著. 調整される怪異 諸岡卓真著
内容紹介 江戸川乱歩や京極夏彦などのミステリ作品に潜む「怪異」を精緻に読み解く1冊。またミステリというジャンルで展開される「怪異」の拡散と凝集などから、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。
要旨 岡本綺堂、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、小野不由美、綾辻行人、京極夏彦などの作品に潜む怪異を精緻に読み解く。そして、ミステリというジャンルで展開される怪異の拡散と凝集、合理と非合理の衝突から、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。
目次 特別寄稿 怪異とミステリ―その面白さの類似と相違について;第1部 「怪異」と「ミステリ」の遭遇(歌舞伎と探偵小説―『東海道四谷怪談』とその変容;怪異と謎解き、そして郷愁―岡本綺堂の探偵小説作法;イギリス怪奇幻想ミステリと近代日本文学―A・ブラックウッドと芥川龍之介を中心に ほか);第2部 「怪異」と「ミステリ」の交差(「怪談」以上「探偵小説」未満の世界―江戸川乱歩の「幻想怪奇の小説」について;脳内に現象する怪異―海野十三・夢野久作・蘭郁二郎;“侵食”する“死者”たち―久生十蘭「死亡通知」における空襲と“怪異” ほか);第3部 「怪異」と「ミステリ」の融合(家霊を脱構築する女―小野不由美『残穢』の“転居”と戸川昌子「大いなる幻影」の“賃貸”;館という幻想―綾辻行人『暗黒館の殺人』における自己の揺らぎ;妖怪の「理」/ミステリの「檻」京極夏彦「百鬼夜行」シリーズは何を「祓った」のか ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-9269-8   4-7872-9269-2
書誌番号 1122022419
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122022419

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