やられたらやり返すサルの「平和」の秘訣 -- 新・動物記 --
豊田有 /著   -- 京都大学学術出版会 -- 2023.1 -- 19cm -- 261p

資料詳細

タイトル 白黒つけないベニガオザル
副書名 やられたらやり返すサルの「平和」の秘訣
シリーズ名 新・動物記
著者名等 豊田有 /著  
出版 京都大学学術出版会 2023.1
大きさ等 19cm 261p
分類 489.95
件名 オナガザル
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 岐阜県出身。1990年生まれ。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻(京都大学霊長類研究所)博士後期課程修了、博士(理学)。現在、日本学術振興会特別研究員CPD。研究テーマはマカク属の社会進化、オスの繁殖戦略、協力行為や社会行動など。2021年笹川科学研究奨励賞受賞ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 勝敗の分からないケンカ、協力してメスを囲うオス、ケンカを仲裁する赤ちゃん…。微笑みの国、タイの岩山に住むベニガオザルの和解のための様々な手段、特殊な性行動など、彼らの「平和」の実態に迫る1冊。「新・動物記」シリーズ第7巻。
要旨 微笑みの国タイの岩山に住むベニガオザル。明確な順位関係のない「平等」な社会をもつ彼らだが、そこは各々がマイペースに振る舞い、衝突が絶えない世界だ。そんなやられたらやり返す社会の中で、なぜバラバラにならずにいられるのか?和解のための様々な手段、仲間に見せる気遣い、特殊な性行動など、400頭のサルを見分け追い続けてきた著者が見た彼らの「平和」の秘訣。2022年度日本霊長類学会高島賞受賞研究。
目次 1章 微笑みの国へ(奇妙な世界からの手招き;マイペースなベニガオザルたち ほか);2章 暗中模索のベニガオザル研究(ベニガオザル研究、始動;四〇〇頭のサルに挑む);3章 「平和なサル」のウラの顔―平等社会を維持する努力(食べものいろいろ;白黒つけない社会のルール ほか);4章 メスをめぐる奇妙な協力―順番に交尾するオスたちの狙い(ベニガオザル特有の交尾行動の謎;難関に挑む―父子判定への道 ほか);5章 ベニガオザル研究に未来はあるか(研究におけるマイナー種ゆえの壁;冒険的研究の限界 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0451-5   4-8140-0451-6
書誌番号 1122024547
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122024547

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