近代の鏡は乱反射する --
金子勝 /著   -- 筑摩書房 -- 2023.1 -- 21cm -- 314p

資料詳細

タイトル イギリス近代と自由主義
副書名 近代の鏡は乱反射する
著者名等 金子勝 /著  
出版 筑摩書房 2023.1
大きさ等 21cm 314p
分類 332.33
件名 経済政策-イギリス-歴史-近代 , イギリス-経済-歴史-近代
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1952年、東京都生まれ。経済学者。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。慶應義塾大学経済学部教授などを経て現在、立教大学経済学研究科特任教授、慶應義塾大学名誉教授。財政学、地方財政論、制度経済学を専攻。著書に『市場と制度の政治経済学』(東京大学出版会)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 イギリス近代の、隠されたメカニズムとは?イギリスが覇権国家となりえたダイナミズムを膨大な文献から浮かび上がらせ、イギリス近代が体現するイデオロギー「経済的自由主義」の虚構性を剔抉し、通説を大きく刷新する。
要旨 イギリス「近代」国家は、内には地方、外には植民地という「非近代的」な領域を組み入れながら、それらを食い潰していった。国内では財政均衡と「小さな政府」を追求し、国外では自由貿易を掲げたイギリスは、アジア・アフリカの非資本主義的な経済圏を、いかにして世界市場へと組み込んでいったのか?覇権国となる中で、「経済的自由主義」というイデオロギーは、いかなる役割を果たしたのか?これらの難問を実証的に解き明かし、戦後日本の社会科学を深く規定するイギリス近代像に再考を迫る!
目次 第1章 幼稚産業保護―インド対イギリス(産業革命とイギリス綿業保護政策;植民地体制再編と輸出向けインド綿業の破壊);第2章 「安価な政府」と植民地財政―英印財政関係を中心にして(イギリス植民地財政の急膨張とインドの戦略的地位;「安価な政府」を支えたインド財政 ほか);第3章 名誉革命体制とイギリス近代国家(「財政=軍事国家」論の登場;名誉革命体制と統治構造 ほか);第4章 「自由主義」的行財政改革への転換(地主貴族政による経済的「自由主義」;一七八〇~八七年の「自由主義」的行財政改革 ほか);第5章 イギリス近代国家における中央と地方(イギリス近代「自由主義」のアポリア;近代国家機構創出をめぐる相克 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-86742-1   4-480-86742-2
書誌番号 1122028406

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