フランス美術史編纂と保守/学芸員の時代 --
藤原貞朗 /著   -- 名古屋大学出版会 -- 2023.2 -- 22cm -- 351,91p

資料詳細

タイトル 共和国の美術
副書名 フランス美術史編纂と保守/学芸員の時代
著者名等 藤原貞朗 /著  
出版 名古屋大学出版会 2023.2
大きさ等 22cm 351,91p
分類 702.35
件名 美術-フランス-歴史-1914~1945
注記 欧文タイトル:L’Art de la Republique
注記 文献あり 索引あり
注記 吉田秀和賞(2023年33回)
著者紹介 1967年、大阪府に生まれる。2000年、大阪大学大学院文学研究科博士課程退学。大阪大学大学院文学研究科助手を経て、現在、茨城大学人文社会科学部教授。著書に『オリエンタリストの憂鬱』(めこん、2008年、渋沢・クローデル賞本賞、サントリー学芸賞受賞)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 1920年から30年代にかけての両大戦間期におけるフランス美術史の成立プロセスとそれを可能にした保守的思想の様相を明らかにする書。具体的な出来事や事象を取り上げ、その背景に形成された言論空間と思想を炙り出す。
要旨 自由を謳う、王なき世俗国家で人々は芸術に何を求めたのか。第二次大戦に向かう危機の時代に、中世宗教美術や王朝芸術から、マネや印象派などかつての前衛までを包摂するナショナルな歴史像が、刷新された美術館を舞台に創られていく。その過程を、担い手たる学芸員=「保守する人」とともに描き、芸術の歴史認識を鋭く問い直した力作。
目次 序章 奇妙な「共和国の美術」成立史にむけて;第1章 「共和国の美術」前史;第2章 マネ生誕百年記念展―「革命的」画家の「保守」への変転;第3章 ピカソからマネへ―アナクロニズムの歴史編纂;第4章 十九世紀絵画の「勝利」と「連続性」の創出―一九三二年ロンドンのフランス美術展;第5章 十七世紀の「レアリスム」と逆遠近法の絵画史編纂―一九三四年の「現実の画家たち」展をめぐって;第6章 ルーヴル美術館の再編と近代化のパラドクス―一九二九年の印象派のルーヴル入りをめぐって;第7章 モダンアートの行方―リュクサンブール同時代美術館と「右でも左でもない」ミュゼオロジー;第8章 棲み分ける美術館―潜在するナショナリズムとコロニアリズム;終章 「共和国の美術」とはなにか
ISBN(13)、ISBN 978-4-8158-1110-5   4-8158-1110-5
書誌番号 1122029457
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122029457

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