自然社会の農学を求めて --
杉村和彦 /編, 鶴田格 /編, 末原達郎 /編   -- 京都大学学術出版会 -- 2023.2 -- 22cm -- 466p

資料詳細

タイトル アフリカから農を問い直す
副書名 自然社会の農学を求めて
著者名等 杉村和彦 /編, 鶴田格 /編, 末原達郎 /編  
出版 京都大学学術出版会 2023.2
大きさ等 22cm 466p
分類 612.4
件名 アフリカ-農業 , 農村-アフリカ , 農学-アフリカ
注記 索引あり
著者紹介 【杉村和彦】福井県立大学学術教養センター・教授。京都大学大学院農学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(農学)。主な著作に、『アフリカ農民の経済―組織原理の地域比較』(世界思想社、2014年、単著)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序論:アグラリアン・バイアスを超えて 杉村和彦著 鶴田格著 末原達郎著. アフリカ農業の環境史観 足達太郎著. アフリカ農業・農村開発の失敗学 鶴田格著 山根裕子著 杉村和彦著. 流動性と開放性 小松かおり著. 生業の複合性と多様性 坂梨健太著. 農法や作物の非画一性 山根裕子著 杉村和彦著. 分与の経済と食の安定 杉山祐子著. 富の蓄積と再生産 泉直亮著. イデオロギーとしての近代農学の形成 末原達郎著. 国家農学と小農の対応 池上甲一著. 農業イノベーションのアフリカ的特質 鶴田格著. 自然社会の農学へ向けて 杉村和彦著. アフリカから農を問い直す 杉村和彦〔ほか〕著 鶴田格〔ほか〕著 末原達郎〔ほか〕著
要旨 私たちが暮らす現代産業社会の源流は、古代の食料生産革命から生まれた「アグラリアン社会」(農業社会)にある。すなわち高い農業生産性を誇るが、その生産法は大量の水と肥料を必要とし、しかも環境変動に対して極めて脆弱な単作(モノカルチャー)が卓越する。この「アグラリアン社会」に由来するシステムと思考が、豊かな森林を破壊し地球規模の環境危機を引き起こしている。ではどうすればよいのか。食料生産革命を経験しない「自然社会」として多様で豊かな農と食を育んできたアフリカに学ぶことで、精神のモノカルチャーと化した現代社会の行き詰まりを解決する術を探る。
目次 第1部 アフリカ農業から何を学ぶか(序論:アグラリアン・バイアスを超えて;アフリカ農業の環境史観―遊動する農業とその起源;アフリカ農業・農村開発の失敗学);第2部 アフリカ農業・農村の特性把握(流動性と開放性―コンゴ盆地熱帯雨林の移動性とエキステンシブネス;生業の複合性と多様性―熱帯アフリカの多生業;農法や作物の非画一性―農耕の多様性がもたらすサブシステンスの安定;分与の経済と食の安定―生きる場におけるなりわいとしての農;富の蓄積と再生産―東アフリカ農牧社会における財と家族);第3部 近代農学とアフリカの農(イデオロギーとしての近代農学の形成;国家農学と小農の対応);第4部 自然社会の農学(農業イノベーションのアフリカ的特質;自然社会の農学へ向けて;アフリカから農を問い直す)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0463-8   4-8140-0463-X
書誌番号 1122029946

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 Map 612.4 一般書 利用可 - 2074269993 iLisvirtual