太宰治の罪と愛 -- 講談社選書メチエ --
千葉一幹 /著   -- 講談社 -- 2023.2 -- 19cm -- 250p

資料詳細

タイトル 失格でもいいじゃないの
副書名 太宰治の罪と愛
シリーズ名 講談社選書メチエ
著者名等 千葉一幹 /著  
出版 講談社 2023.2
大きさ等 19cm 250p
分類 910.268
個人件名 太宰 治
注記 文献あり
著者紹介 1961年生まれ。大東文化大学教授。文芸評論家。東京大学文学部仏文科卒、同大学院比較文学比較文化修士課程修了、博士課程中退。群像新人文学賞受賞。島田謹二記念学藝賞受賞。著書に、『賢治を探せ』などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:ふたつの失格. 言語的異性装趣味. 人間失格と人間宣言. 戦後の作家のサバイバル. 私的太宰治論あるいはすこし長いあとがき
内容紹介 自堕落で甘美な世界が人の心を惹きつける作家・太宰治の作品の持つ意義や魅力について迫った1冊。『女生徒』や『ヴィヨンの妻』などの作品や、戦後の太宰の思考の変化、三島由紀夫と太宰との関連性などを考察する。
要旨 盗作、薬物中毒、数度の心中事件…。最後は妻子を残して愛人と三八歳で入水心中を遂げた作家は、今なお多くの読者を惹きつけてやまない。三島由紀夫に「治りたがらない病人」と毛嫌いされ、「走れメロス」のモチーフ「熱海事件」に巻き込まれた檀一雄を激怒させた作家。太宰の弱者に寄り添う独特な視線、自堕落なあり方は、弱々しく生きる自由を決して否定しない。ダメ人間太宰の深い愛に触れる、感動の評論。
目次 序章 ふたつの失格;第1章 言語的異性装趣味―女生徒の見た世界(女であることへの嫌悪;なぜ私は「女」なのか ほか);第2章 人間失格と人間宣言―太宰治と天皇(人間と「人非人」;太宰と戦後社会 ほか);第3章 戦後の作家のサバイバル―太宰と三島(三島由紀夫は太宰治の文学をどのように見ていたか;二人の邂逅 ほか);終章 私的太宰治論あるいはすこし長いあとがき
ISBN(13)、ISBN 978-4-06-528211-3   4-06-528211-X
書誌番号 1122031040

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