巨大都市の隠れた地層を読む -- 筑摩選書 --
吉見俊哉 /著   -- 筑摩書房 -- 2023.2 -- 19cm -- 341p

資料詳細

タイトル 敗者としての東京
副書名 巨大都市の隠れた地層を読む
シリーズ名 筑摩選書
著者名等 吉見俊哉 /著  
出版 筑摩書房 2023.2
大きさ等 19cm 341p
分類 361.78
件名 都市-東京都-歴史
著者紹介 1957年東京都生まれ。87年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院情報学環教授。社会学、都市論、メディア論を専攻。著書に『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)ほか多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 家康、薩長、そして米軍に「占領」されてきた江戸=東京。その歴史的地層に堆積する「敗者たち」の記憶を掘り起こし、巨大都市・東京の「もう一つの可能性」を探る、「江戸=東京」論。
要旨 富と人口が集中し、世界最大規模を誇る都市、東京。だがこの都市は、少なくとも三度、占領されてきた。一五九〇年の家康、一八六八年の薩長連合軍、一九四五年の米軍によってである。凹凸をなすこの都市の地形と結びつきながら、過去の「敗者たち」の記憶は、歴史的な地層をなしてきた。縄文の古代から現代までを視野に入れ、地球史的視座と家族史的視座とを往還しながら、江戸=東京に伏在する「敗者たち」の記憶の水脈を探り当て、「勝者」であり続けようとする令和の東京とは異なる可能性を探求した、比類なき「江戸=東京」論!
目次 東京とは何か―勝者と敗者のあいだ;第1部 多島海としての江戸―遠景(クレオール的在地秩序;死者の江戸、そして荘厳化する外縁);第2部 薩長の占領と敗者たち―中景(彰義隊の怨念とメモリー・ランドスケープ;博徒と流民―周縁で蠢く敗者たち;占領軍と貧民窟の不穏―流民の近代をめぐる眼差し;女工たちは語ることができるか);第3部 最後の占領とファミリーヒストリー―近景(ニューヨーク、ソウル、東京・銀座―母の軌跡;学生ヤクザと戦後闇市―安藤昇と戦後東京;「造花」の女学校と水中花の謎―山田興松とアメリカ進出;原風景の向こう側―「都市のドラマトゥルギー」再考);敗者としての東京とは何か―ポストコロニアル的思考
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-01768-0   4-480-01768-2
書誌番号 1122033126
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122033126

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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山内 公開 361.7 一般書 貸出中 - 2074287088 iLisvirtual
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