万人のための科学、夢想としての科学 --
槙野佳奈子 /著   -- 水声社 -- 2023.3 -- 20cm -- 252p

資料詳細

タイトル 科学普及活動家ルイ・フィギエ
副書名 万人のための科学、夢想としての科学
著者名等 槙野佳奈子 /著  
出版 水声社 2023.3
大きさ等 20cm 252p
分類 740.235
件名 写真-フランス-歴史-19世紀 , 科学教育-フランス-歴史-19世紀
個人件名 フィギエ,ルイ
注記 文献あり 著作目録あり
著者紹介 1985年、茨城県に生まれる。レンヌ第二大学大学院博士課程修了。博士(フランス文学)。現在、宇都宮大学助教。専門、19世紀フランス文学・思想史。訳書にレジス・メサック『「探偵小説」の考古学』(共訳、国書刊行会、2021年)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 科学普及家ルイ・フィギエは、当時新生の技術であった写真についていかなる見解を呈することになったのか。「写真」という19世紀フランス発祥の一技術に絞り込み、この発明への彼の態度を検証していくことで、より個別的な事象に踏み込む1冊。
要旨 科学への世間一般の期待が急激に高まった19世紀半ば、日進月歩の科学技術を平明に説く「科学普及活動家」が誕生した。その第一人者ルイ・フィギエは、写真技術の普及に努めて名声を勝ち得たあと、死後の世界を科学的に説明しようと試みる。正しい科学を伝えようとした彼は、なぜ非科学的な言説に魅了されたのか?科学の「正しさ」をめぐる言説に隠された欲望を炙り出す。
目次 第1部 黎明期の写真と駆け出しの科学普及活動家(パノラマ、ディオラマ、ダゲレオタイプ―写真の誕生を求めたフランス社会;写真の公式発表―アラゴの演説とその影響;若きフィギエの挑戦―写真史の枠組みを作った著述家 ほか);第2部 本格化する写真の普及―フィギエとその他の著述家たち(写真と大衆―一八五五年の万国博覧会と写真;一八五九年のサロンと写真―科学、そして芸術としての写真;消えゆく画像への抵抗―写真の技術改良と心霊写真の流行に至るまで);第3部 科学の周縁へのフィギエのまなざし(超自然への関心―一八六〇年代から抱かれていた興味;死後の魂をめぐる問題―人々の心を救うための科学;降霊術への批判、天文学への信頼―科学普及活動家として維持された一貫性)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0710-9   4-8010-0710-4
書誌番号 1122035143
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122035143

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