日本占領期ジャワにおける隣組 --
小林和夫 /著   -- 春風社 -- 2023.2 -- 22cm -- 412,22p

資料詳細

タイトル 「伝統」が制度化されるとき
副書名 日本占領期ジャワにおける隣組
著者名等 小林和夫 /著  
出版 春風社 2023.2
大きさ等 22cm 412,22p
分類 318.924
件名 自治会-インドネシア-歴史-20世紀 , 植民政策(日本)-インドネシア-歴史-昭和前期
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 創価大学文学部人間学科教授。歴史社会学、戦争社会学、インドネシア地域研究。主な著作に「日本占領期ジャワにおける占領統治と衛生の確立」(『戦争社会学研究』2、2018年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序. 「伝統」との邂逅. 「伝統」の端緒. 「伝統」の萌芽. 「伝統」の展開. 「伝統」の弁証法. 「伝統」の鼓吹. 「伝統」の視聴. 「伝統」の貫徹. 「伝統」の再発見. 「伝統の制度化」の今日的文脈
要旨 現在のインドネシアでは、地域社会での奉仕活動がゴトン・ロヨンの名で行われており、それが国民的「伝統」として語られているが、その端緒は日本占領下のジャワにおいて日本の隣組制度が導入・推進されたことにある。本書はこの歴史を、「伝統」慣習の制度化や、相互扶助を重んじる「伝統」の実践者へと住民たちが自らなっていった過程としてあとづける。
目次 序;第1章 「伝統」との邂逅―旧慣制度調査委員会;第2章 「伝統」の端緒―ロンダ(夜警)制度の警防団への編入;第3章 「伝統」の萌芽―隣組制度の段階的導入;第4章 「伝統」の展開―隣組制度のジャワ全土への導入;第5章 「伝統」の弁証法―隣組の機能「権力の機制」と「住民の互酬」;第6章 「伝統」の鼓吹―隣組制度の推進政策;第7章 「伝統」の視聴―隣組制度の宣伝政策;第8章 「伝統」の貫徹―隣組とジャワ奉公会;第9章 「伝統」の再発見―スカルノによる「伝統」の概念化・鼓吹とジャワ軍政;終章 「伝統の制度化」の今日的文脈
ISBN(13)、ISBN 978-4-86110-824-2   4-86110-824-1
書誌番号 1122035156
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122035156

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