埴谷雄高、花田清輝、安部公房、そして澁澤龍彦 --
藤井貴志 /著   -- 国書刊行会 -- 2023.2 -- 22cm -- 504p

資料詳細

タイトル 〈ポストヒューマン〉の文学
副書名 埴谷雄高、花田清輝、安部公房、そして澁澤龍彦
著者名等 藤井貴志 /著  
出版 国書刊行会 2023.2
大きさ等 22cm 504p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-1945~
注記 索引あり
著者紹介 1974年、大分県生まれ。立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在、愛知大学文学部教授。著書に『芥川龍之介――〈不安〉の諸相と美学イデオロギー』(2010年、笠間書院)。専攻は日本近現代文学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:《ポストヒューマン》のY字路. 埴谷雄高「虚空」と花田清輝. 〈魂〉のフロッタージュと〈物〉のコラージュ. シュペルヴィエルの影. 安部公房『壁』の中の〈ダリ〉. 〈オブジェ〉達の革命. 〈人形〉のレジスタンス. 〈子供〉を生むこと. 〈私小説〉としての『死霊』. 〈単性生殖〉のユートピア. 〈生きた人形〉あるいは〈犬〉のような少女. 〈独身者の機械〉と〈異形の身体〉表象. ハンス・ベルメールの反時代的身体. 〈マネキン人形〉の詩学. 〈人新世〉の埴谷雄高
内容紹介 人間(ヒューマン)の“後”(ポスト)には何が来るのか?〈人間中心主義〉の超克を画策する埴谷雄高、花田清輝、安部公房、澁澤龍〓の文学を共振させ、来たるべき〈ポストヒューマン〉のヴィジョンへと架橋する論考。
要旨 人間の“後”には何が来るのか?―“人間中心主義”の超克を画策する埴谷雄高、花田清輝、安部公房、澁澤龍彦の文学を共振させ、来たるべき“ポストヒューマン”のヴィジョンへと架橋する画期的論考。
目次 序章 “ポストヒューマン”のY字路―安部公房『第四間氷期』をめぐる交響;1 “存在の革命”―埴谷雄高から安部公房へ(埴谷雄高「虚空」と花田清輝―ポオ『メールストロームの渦』をめぐる軋轢と共振;“魂”のフロッタージュと“物”のコラージュ―埴谷雄高「一枚のエルンストの絵に」;シュペルヴィエルの影―埴谷雄高と安部公房「壁―S・カルマ氏の犯罪」);2 “オブジェ”の思想―安部公房と花田清輝(安部公房『壁』の中の“ダリ”―“偏執狂的批判的方法”と“異形の身体”表象;“オブジェ”達の革命―花田清輝と安部公房「壁―S・カルマ氏の犯罪」;“人形”のレジスタンス―花田清輝の“鉱物中心主義”的モティーフと“革命”のヴィジョン);3 『死霊』と“反出生主義”―埴谷雄高から澁澤龍彦へ(“子供”を生むこと―埴谷雄高『死霊』の中の“反出生主義”;“私小説”としての『死霊』―“反出生主義”をめぐる埴谷雄高の“芸術”と“実生活”;“単性生殖”のユートピア―埴谷雄高と澁澤龍彦の“反出生主義);4 “ポストヒューマン”の地平―澁澤龍彦と“人形愛”(“生きた人形”あるいは“犬”のような少女―川端康成「片腕」を読む澁澤龍彦;“独身者の機械”と“異形の身体”表象―「他人の顔」「片腕」「人形塚」の同時代性;ハンス・ベルメールの反時代的身体―四谷シモンが“球体関節人形”と澁澤龍彦に出逢う時;〈マネキン人形〉の詩学―安部公房と澁澤龍彦の“人形愛”);終章 “人新世”の埴谷雄高―『死霊』とポスト“人間中心主義”
ISBN(13)、ISBN 978-4-336-07455-3   4-336-07455-0
書誌番号 1122035667
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122035667

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