文学で「人情」を描く --
大橋崇行 /著   -- 青弓社 -- 2023.2 -- 20cm -- 306p

資料詳細

タイトル 落語と小説の近代
副書名 文学で「人情」を描く
著者名等 大橋崇行 /著  
出版 青弓社 2023.2
大きさ等 20cm 306p
分類 913.7
件名 落語-歴史-明治時代 , 日本小説-歴史-明治時代
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1978年、新潟県生まれ。作家、成蹊大学文学部准教授。専攻は日本近代文学。小説に『小説 牡丹灯籠』(二見書房)など、著書に『言語と思想の言説――近代文学成立期における山田美妙とその周辺』(笠間書院)など、共編著に『小説の生存戦略――ライトノベル・メディア・ジェンダー』(青弓社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:落語の近代. 「人情」を語る怪談. 「幽霊」と「神経病」. 「見えがたきもの」を見えしむる. メロドラマの翻案. 小説を落語にする. 講談・落語・小説の境界. 落語を「小説」化する. 翻訳と言文一致との接点. 『源氏物語』と坪内逍遥の「人情」論. キャラクターからの離脱
内容紹介 三遊亭園遊や快楽亭ブラック、三遊亭円朝などの噺家による落語から、明治期の物語の様相や「人情」の語られ方を読み解く1冊。小説が落語に翻案されるプロセス、物語がメディアを越境する諸相を分析する。
要旨 三遊亭円朝や三遊亭円遊、快楽亭ブラック、談洲楼燕枝などの噺家による落語から、明治期の物語の様相や「人情」の語られ方を読み解く。小説が落語に翻案されるプロセス、物語がメディアを越境する諸相を分析し、日本近代文学研究、アダプテーション研究の新たな地平を示す。
目次 序章 落語の近代―アダプテーションの視点から考える;第1部 人情噺と怪談噺のあいだ(「人情」を語る怪談―三遊亭円朝「怪談 牡丹灯籠」;「幽霊」と「神経病」―三遊亭円朝「真景累ヶ淵」;「見えがたきもの」を見えしむる―三遊亭円朝「怪談乳房榎」);第2部 落語と小説のあいだ(メロドラマの翻案―三遊亭円朝「錦の舞衣」;小説を落語にする―三遊亭円遊「素人洋食」;講談・落語・小説の境界―快楽亭ブラック「英国実話 孤児」;落語を「小説」化する―談洲楼燕枝「西海屋騒動」);第3部 「人情」と言文一致(翻訳と言文一致との接点;『源氏物語』と坪内逍遙の「人情」論;キャラクターからの離脱―坪内逍遙『小説神髄』「小説の裨益」「主人公の設置」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-9272-8   4-7872-9272-2
書誌番号 1122038689
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122038689

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