生物多様性が生んだ夢と罠 --
千葉聡 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2023.3 -- 20cm -- 417,36p

資料詳細

タイトル 招かれた天敵
副書名 生物多様性が生んだ夢と罠
著者名等 千葉聡 /〔著〕  
出版 みすず書房 2023.3
大きさ等 20cm 417,36p
分類 468
件名 外来種
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 東北大学東北アジア研究センター教授、東北大学大学院生命科学研究科教授(兼任)。1960年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。東北大学准教授などを経て現職。専門は進化生物学と生態学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 外来の天敵種は有害生物を制圧する救世主となりうる一方、最強の侵入者にもなりうる。それでも、可能性に魅了された研究者たちは、「夢の」天敵種と信じる外来生物を招いてきた。そうした天敵導入をめぐる知的冒険、成功、そして、壊滅的な失敗の歴史を語る。
要旨 『歌うカタツムリ』(毎日出版文化賞)などの著作で筆力に定評ある進化生物学者が、強力な「天敵」としての外来生物の研究史を通して、計り知れない複雑さをはらむ「自然」と、そこに介入せずには済まない人間と科学の業を描く。外来の天敵種は有害生物を制圧する救世主となりうる一方で、ときに最強の侵入者にもなりうる。それでも、生物多様性が秘める可能性に魅了された多くの生物研究者たちが、自ら「夢の」天敵種と信じる外来生物を招いてきた。本書が語るのは、そうした天敵導入をめぐる知的冒険、成功、そして、懐滅的な失敗の歴史だ。またその歴史は、産業革命の時代からグローバリゼーションの時代まで、時々の社会が奉じてきた自然観の驚くべき変転を映しだす鏡でもある。著者は、長く信じられてきた「自然のバランス」の実像や、生態系メカニズムの今日的な理解へと、読者を慎重に導いていく。レイチェル・カーソンの『沈黙の春』に敬意を払いつつ、その自然観をアップデートする書でもある。終盤では、著者自身が小笠原の父島で経験した、ある「天敵」との死闘が語られる。生物多様性の魅惑と生態学の醍醐味が詰まった、渾身の書き下ろし。
目次 救世主と悪魔;バックランド氏の夢;ワイルド・ガーデン;夢よふたたび;棘のある果実;サトウキビ畑で捕まえて;ワシントンの桜;自然のバランス;意図せざる結果;薔薇色の天敵;見えない天敵
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09596-5   4-622-09596-3
書誌番号 1122039360
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122039360

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