往還する日台の想像力 --
垂水千恵 /著   -- 岩波書店 -- 2023.3 -- 20cm -- 290p

資料詳細

タイトル 台湾文学というポリフォニー
副書名 往還する日台の想像力
著者名等 垂水千恵 /著  
出版 岩波書店 2023.3
大きさ等 20cm 290p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治以後 , 台湾文学-歴史-1945~ , 日本-外国関係-台湾-歴史
著者紹介 1957年、香川県生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。博士(人文科学)。横浜国立大学国際戦略推進機構教授。著書に『台湾の日本語文学――日本統治時代の作家たち』(五柳書院、1995年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 植民地時代から現代まで、台湾は日本人作家の想像力をどのように刺激したか。また台湾人作家はどのように日本を捉え描いてきたか。複雑に絡み合う台湾と日本の関係を、双方の文学を通じて読み解く。
要旨 戦前、植民地だった台湾は日本人作家の想像力をどのように刺激したか。また台湾人作家はどのように日本を捉え描いてきたか。日本語プロレタリア作家、楊逵の葛藤から、現代台湾の同志文学、あるいは日影丈吉、丸谷才一、中上健次における台湾表象など、植民地時代から現代まで、複雑に反射し合い、絡み合う台湾と日本の関係を、双方の文学を通じて読み解く。
目次 序章 台湾を「読む」ことの意味;第1章 日本語プロレタリア作家、楊逵の登場とその葛藤;第2章 プロレタリア作家、中西伊之助が植民地台湾で見たもの;第3章 「野蛮」への共鳴―日本文学は台湾原住民族をいかに描いたか;第4章 日影丈吉「騒ぐ屍体」の謎―見えない「台湾」;第5章 誹謗された作家―真杉静枝と台湾表象;第6章 邱永漢、黄霊芝における「亡命」―戦後の日本語文学;第7章 台湾という根をいかに描くか―陳舜臣と東山彰良のストラテジー;第8章 丸谷才一の顔を避けて―『裏声で歌へ君が代』試論;第9章 クィア作家、紀大偉の大島渚受容―二つの「儀式」論;第10章 邱妙津『ある鰐の手記』の間テクスト性―村上春樹『ノルウェイの森』を中心に;第11章 反射し合う「日本記憶」―『路』と『海角七号』;第12章 異族から野蛮へ―津島佑子試論;終章 ポリフォニックに再生する台湾文学
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061584-6   4-00-061584-X
書誌番号 1122040407
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122040407

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