大江健三郎の死生観 --
菊間晴子 /著   -- 東京大学出版会 -- 2023.3 -- 20cm -- 484,9p

資料詳細

タイトル 犠牲の森で
副書名 大江健三郎の死生観
著者名等 菊間晴子 /著  
出版 東京大学出版会 2023.3
大きさ等 20cm 484,9p
分類 910.268
個人件名 大江 健三郎
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1991年生まれ。2013年、東京大学教養学部卒業。2015年、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。2021年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員。東京大学大学院総合文化研究科教務補佐員。青山学院大学・昭和女子大学・明治学院大学非常勤講師。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 大江健三郎という作家の全体を、「犠牲」のテーマから一貫して解釈しえた研究書。イメージ分析を主軸として、様々な領域のテクストからの影響、同時代的な社会状況、故郷の歴史・空間性などを踏まえて、大江作品における死生観を詳細に描き出す。
要旨 第12回東京大学南原繁記念出版賞受賞作。殺された獣たちの亡霊、超越的存在としての樹木―大江の作品世界に満ちる独特なイメージ群を紐解き、「死生観」という切り口から、作家の全体像に迫る。
目次 序論 「死生観」から大江を読む;第1章 「壊す人」の多面性―『同時代ゲーム』(『同時代ゲーム』の背景;「犬ほどの大きさのもの」;「暗い巨人」への帰依;「森」という神秘のトポス);第2部 犠牲獣の亡霊(皮を剥がれた獣たち;「御霊」を生むまなざし;隠された「生首」;「後期の仕事(レイト・ワーク)」における亡霊との対話);第3部 「総体」をめぐる想像力(自己犠牲と救済;救済を担う大樹;聖なる窪地と亡霊たち;「神」なき「祈り」の場);結論 「犠牲の森」の変容
ISBN(13)、ISBN 978-4-13-086064-2   4-13-086064-X
書誌番号 1122041302

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