田中淳夫 /著   -- 新泉社 -- 2023.3 -- 19cm -- 318p

資料詳細

タイトル 山林王
著者名等 田中淳夫 /著  
出版 新泉社 2023.3
大きさ等 19cm 318p
分類 289.1
個人件名 土倉 庄三郎
注記 文献あり 年譜あり
著者紹介 1959年大阪生まれ。静岡大学農学部を卒業後、出版社、新聞社等を経て、フリーの森林ジャーナリストに。森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている。主な著作に『虚構の森』『絶望の林業』『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)など多数。ほかに監訳書『フィンランド 虚像の森』(新泉社)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 明治の初め、吉野山の桜を全部買い取った男がいた。彼の名は土倉庄三郎。豪商三井と並ぶ財力を持った山林王であったが、彼の事績は忘れられつつある。彼の足跡を追いながら、幕末から明治、そして大正にかけて日本がたどった道のりを森からの視点で探る。
要旨 明治の初め、吉野山の桜を全部買い取った男がいた。彼は、吉野から伊勢まで懸崖の山々を抜ける道を独力で開き、全国の山を緑で覆うべく造林を推し進めた。さらに自由民権運動に参画し、同志社など多くの学校を資金面で支えることに力を注いだ。また女子教育こそが国力を伸ばすとして日本女子大学校(現・日本女子大学)の創設を支援し、自らの娘もアメリカに留学させた。そのほか手がけた偉業を数え上げたらきりがない。彼こそ豪商三井と並ぶ財力を持っていた山林王・土倉庄三郎である。吉野川の源流部・川上村に居を構えつつ、近代日本の礎づくりに邁進したのだ。ところが現在、土倉庄三郎の名前は歴史から消え、彼の事績は忘れられつつある。土倉家に起きた悲劇とは何なのか。そして吉野の山中からどんな世界を見ていたのか。彼の足跡を追いながら、幕末から明治、そして大正にかけて日本がたどった道のりを森からの視点で探っていく。
目次 第1章 キリスト教学校と自由民権運動;第2章 山の民の明治維新;第3章 新時代を大和の国から;第4章 国の林政にもの申す;第5章 土倉家の日常と六男五女;第6章 逼塞の軌跡と大往生;終章 庄三郎なき吉野
ISBN(13)、ISBN 978-4-7877-2210-2   4-7877-2210-7
書誌番号 1122041707
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122041707

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