ウイルスがつなぐ生物の世界 -- PHP新書 --
宮沢孝幸 /著   -- PHP研究所 -- 2023.4 -- 18cm -- 228p

資料詳細

タイトル なぜ私たちは存在するのか
副書名 ウイルスがつなぐ生物の世界
シリーズ名 PHP新書
著者名等 宮沢孝幸 /著  
出版 PHP研究所 2023.4
大きさ等 18cm 228p
分類 465.8
件名 ウイルス
注記 文献あり
著者紹介 京都大学医生物学研究所准教授。1964年東京都生まれ。兵庫県出身。東京大学農学部畜産獣医学科にて獣医師免許を取得。同大学院で動物由来ウイルスを研究。帯広畜産大学畜産学部獣医学科助教授などを経て現職。日本獣医学学会賞、ヤンソン賞を受賞。著書に『ウイルス学者の責任』(PHP新書)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ウイルスのDNAを細胞に入れるとウイルスとなる。また人間の腸内には多くの細菌が住んでおり、人体を「超個体」と呼ぶ人もいる。生物は全体で「生命の場」を作り上げ、私たちは関係性の中で生きているといえるのではないか。生物という存在の不思議に迫る。
要旨 ウイルス学者は、ウイルスを作り出すことができる。ウイルスのDNAをプラスミドというDNAに入れて、増殖させるのである。あくまで物質であるDNA(デオキシリボ核酸)を、「生命の場」である細胞に入れるとウイルスとなる。まるで生物と物質の境界を行き来するような試みである。さらにウイルスは、ある動物のDNAを別種の動物に運ぶことがある。一方、人間の腸内には約1000種もの細菌が住んでおり、人体のことを「超個体」と呼ぶ人もいる。このような例を考えると、生物は全体で「生命の場」を作り上げ、私たちは関係性の中で生きているといえるのではないか。生物という存在の不思議に迫る意欲作。
目次 第1章 ウイルスを作る―ウイルスは物質なのか生物なのか?;第2章 病原性ウイルスの研究;第3章 ウイルスを排除することはできるか?―天然痘を撲滅できた数多くの幸運;第4章 細胞間情報伝達粒子がウイルスになった?―エクソソームがウイルスの起源なのか;第5章 レトロウイルスの起源と本来の役割;第6章 遺伝子の平行移動(ラテラル・ジーン・トランスファー);第7章 現代のコアラはタイムマシーンか―種の壁を越えていくウイルスの現場;第8章 なぜ小さな恐竜も絶滅したのか?;第9章 場と生命、そして宇宙
ISBN(13)、ISBN 978-4-569-85418-2   4-569-85418-4
書誌番号 1122043081
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122043081

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