虚構のジェンダー --
小平麻衣子 /著   -- 以文社 -- 2023.3 -- 20cm -- 300p

資料詳細

タイトル なぞること、切り裂くこと
副書名 虚構のジェンダー
著者名等 小平麻衣子 /著  
出版 以文社 2023.3
大きさ等 20cm 300p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治以後 , 文学者-日本-歴史-明治以後 , ジェンダー-文学上
注記 索引あり
著者紹介 慶應義塾大学文学部教授。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(1997年)。博士(文学)。専門は日本近代文学、ジェンダー批評。著書に『女が女を演じる――文学・欲望・消費』(新曜社、2008年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:書くことを拒否しながら書く. 〈女性〉を立ち上げる困難. 自然主義が消去した欲望. 大正教養派的〈個性〉とフェミニズム. 労働とロマンティシズムとモダン・ガール. 〈女性作家〉として生き延びる. 盗用がオリジナルを超えるということ. 紫式部は作家ではない. 戦後世界の見取り図を描く. 〈女性作家〉という虚構
内容紹介 近代になって書くことを与えられた女性たち。そのテクストに現れる「複雑性=書きかえ」は何を物語っているのか。文学作品のみならず、書簡、同人誌、雑誌投稿欄など、有名/無名を超えた女性たちの実践の足跡をたどる。
要旨 日本近代文学の虚構を“なぞり”ジェンダーという虚構を“切り裂く”。「新しい女」「モダン・ガール」「才女」―次々と生み出される“女”という虚構。この虚構をめぐる幾多の文学的“書きかえ”。文学は“現実”の何に寄与するのか?無名性/有名性を超えて、書く女性たちの逡巡=闘争をあぶり出す。
目次 序章 書くことを拒否しながら書く―田村俊子「女作者」の複雑さ;第1章 “女性”を立ち上げる困難―『青鞜』における小説ジャンルの揺らぎ;第2章 自然主義が消去した欲望―森田草平「煤烟」のマゾヒズム;第3章 大正教養派的“個性”とフェミニズム―田村俊子・鈴木悦の愛の陥穽;第4章 労働とロマンティシズムとモダン・ガール―『若草』の投稿者と林芙美子;第5章 “女性作家”として生き延びる―林芙美子『放浪記』の変節;第6章 盗用がオリジナルを超えるということ―太宰治「女生徒」と川端康成の“少女”幻想;第7章 紫式部は作家ではない―国文学研究の乱世と文芸創作;第8章 戦後世界の見取り図を描く―野上彌生子『迷路』と田辺元の哲学;第9章 “女性作家”という虚構―倉橋由美子『暗い旅』盗作疑惑の周辺
ISBN(13)、ISBN 978-4-7531-0372-0   4-7531-0372-2
書誌番号 1122043851
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122043851

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