日本における第二次世界大戦の長期的影響 --
竹島正 /編, 森茂起 /編, 中村江里 /編, 東野真 /〔ほか執筆〕   -- 日本評論社 -- 2023.4 -- 21cm -- 347p

資料詳細

タイトル 戦争と文化的トラウマ
副書名 日本における第二次世界大戦の長期的影響
著者名等 竹島正 /編, 森茂起 /編, 中村江里 /編, 東野真 /〔ほか執筆〕  
出版 日本評論社 2023.4
大きさ等 21cm 347p
分類 493.743
件名 心的外傷 , 日中戦争(1937~1945) , 太平洋戦争(1941~1945)
著者紹介 【竹島正】一般社団法人全国精神保健福祉連絡協議会。大正大学地域構想研究所。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:第二次世界大戦と日本に関するドキュメンタリー番組に取り組んで 東野真著. 戦争はどのように拡大し、何が起きたのか 伊香俊哉著. 労働力動員からとらえる日本の戦時体制 佐々木啓著. 「戦争孤児」たちが最も苦しんだのは「親戚」「家族」 本庄豊著. かろうじて語られること・それでも語られないこと 宮地尚子著. メディアの戦争責任に関する断章 佐々木央著. 戦時下の軍人の妻の立場について 一ノ瀬俊也著. 戦死者はどのように扱われたのか? 浜井和史著. 追悼の形式 粟津賢太著. 戦後日本の「喪の不能」と神話的思考 荻本快著. 慰安婦被害者の聞き取り調査という体験から気づかされたこと 岡檀著. 「いけにえの島」における住民と兵士の相克、そして沖縄戦PTSDの発見 蟻塚亮二著. 日本軍兵士と「加害者のトラウマ」 中村江里著. なぜこんな目に遭わなくてはならなかったのか 根本雅也著. コミュニティ心理学からみたトラウマ 川野健治著. 日中戦争によるトラウマの世代間連鎖と修復の試み 村本邦子著. 第二次世界大戦のメンタルヘルスへの影響 竹島正著. 「身体化された軍隊経験」、「復員兵の子」というポストメモリー 蘭信三著. なぜ日本人は戦争体験をオープンに語り、経験を振り返ることができないか 森茂起著. 沖縄戦の記憶と「沈黙の共謀」 北村毅著. トラウマを学びつつ、旧満州に渡った女性たちの語りを振り返る 杉山春著. トラウマ記憶の抑圧・否認をめぐる文化的構造 角尾宣信著. 海外の精神科医の視点から キャリー・チェン著 竹島正訳 森茂起訳 中村江里訳. 日本の第二次世界大戦のトラウマを癒す オイゲン・コウ著 藤岡美恵子訳
内容紹介 日本が経験した第二次世界大戦を、精神医学・心理療法という臨床学と文化的トラウマの視点で検討した論集。心理的側面以外の知見も確認するために、各分野の研究者と共同で取り組み、戦争というトラウマ的事象を全体として捉えていく。
要旨 日本の戦後80年を考えるために。戦争はどのような傷跡を私たちの心と社会に残したのか。現在にまで及ぶその影響を歴史学、社会学、精神医学、臨床心理学、ジャーナリズム等の協働により学際的に検討する。
目次 第1部 日本における第二次世界大戦の経験(実践報告 第二次世界大戦と日本に関するドキュメンタリー番組に取り組んで;戦争はどのように拡大し、何が起きたのか―日本の中国侵略から太平洋戦争への道;労働力動員からとらえる日本の戦時体制;「戦争孤児」たちが最も苦しんだのは「親戚」「家族」;かろうじて語られること・それでも語られないこと―四つの論考から考える);第2部 日本の戦争への対応(実践報告 メディアの戦争責任に関する断章―国策通信社の末裔として絵本『かわいそうなぞう』を読む;戦時下の軍人の妻の立場について―一九四三・四四年の軍事援護学における議論;戦死者はどのように扱われたのか?―日本における海外戦没者処理の展開;迫悼の形式―悲劇的な出来事と文化的トラウマ;戦後日本の「喪の不能」と神話的思考―恥と罪悪感のあいだ);第3部 トラウマとポジショナリティ―戦争の被害者・加害者としての日本(実践報告 慰安婦被害者の聞き取り調査という体験から気づかされたこと;「いけにえの島」における住民と兵士の相克、そして沖縄戦PTSDの発見;日本軍兵士と「加害者のトラウマ」;なぜこんな目に遭わなくてはならなかったのか―原爆被害者の苦しみとその意味の追求;コミュニティ心理学からみたトラウマ―四つの論考から考える);第4部 第二次世界大戦の長期的影響(実践報告 日中戦争によるトラウマの世代間連鎖と修復の試み;第二次世界大戦のメンタルヘルスへの影響―自殺に焦点を当てて;「身体化された軍隊経験」、「復員兵の子」というポストメモリー;なぜ日本人は戦争体験をオープンに語り、経験を振り返ることができないか;沖縄戦の記憶と「沈黙の共謀」―四つの論考から考える);第5部 連続シンポジウムへの応答(トラウマを学びつつ、旧満州に渡った女性たちの語りを振り返る;トラウマ記憶の抑圧・否認をめぐる文化的構造―表象文化論および映像研究の立場から;海外の精神科医の視点から―戦争で反対の立場にいた者の子孫として;〔講演〕日本の第二次世界大戦のトラウマを癒す―世代間、集団的、文化的観点から)
ISBN(13)、ISBN 978-4-535-58772-4   4-535-58772-8
書誌番号 1122049905
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122049905

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 Map 493.74 一般書 利用可 - 2074609247 iLisvirtual