幕末から昭和初期までの製糸業の発展と流通 -- MINERVA日本史ライブラリー --
大野彰 /著   -- ミネルヴァ書房 -- 2023.3 -- 22cm -- 564p

資料詳細

タイトル 生糸と絹織物のグローバル・ヒストリー
副書名 幕末から昭和初期までの製糸業の発展と流通
シリーズ名 MINERVA日本史ライブラリー
著者名等 大野彰 /著  
出版 ミネルヴァ書房 2023.3
大きさ等 22cm 564p
分類 639.021
件名 製糸業-日本-歴史-江戸末期 , 製糸業-日本-歴史-1868~1945 , 絹織物-日本-歴史-江戸末期 , 絹織物-日本-歴史-1868~1945
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1985年、関西学院大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位修得退学。1999年、京都大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、京都先端科学大学特任教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 生糸は綛(かせ)と呼ばれる束にして販売されるが、綛の大きさや仕様は国により、また地方により様々であった。欧米では、綛をフワリと呼ばれる枠に掛けボビンに巻き取ってから加工していたが、様々な大きさの綛に合うようにフワリを交換しなければならず、煩雑な作業を強いられていた。その中で、1870年代末から日本産生糸の綛は、フワリを高速で回転させるのに最適な大きさ(綛長1メートル50センチ)に統一され(綛の標準化)、フワリを交換する手間を省くと同時に、取り扱い容易な形にまとめられるようになっていった。綛長を1メートル50センチにすることは外国にも広まり、今日の製糸業界でもこれを採用している。製糸業は、日本で最初にグローバル・スタンダードを握った産業だったのである。本書は、日本産生糸が特にアメリカで歓迎され、市場の開拓に成功・拡大していくグローバル・ヒストリーを描く。
目次 序章 横浜開港と生糸輸出の始まり;第1章 日本産生糸の品質低下;第2章 器械製糸の導入;第3章 アメリカ絹工業が生糸に求めた要件;第4章 アメリカ市場への進出と綛の標準化;第5章 信州上一番格生糸の意義と限界;第6章 生糸生産者による品質の選択;第7章 欧米における日本産生糸の用途;終章 海外市場における日本産生糸の流通
ISBN(13)、ISBN 978-4-623-09545-2   4-623-09545-2
書誌番号 1122050595
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122050595

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 3階ヨコハマ資料 Map 横浜一般 639.0 一般書 利用可 館内のみ 2074649621 iLisvirtual
中央 4階自然科学 Map 639.0 一般書 利用可 - 2072707187 iLisvirtual