高名康文 /著   -- 春風社 -- 2023.2 -- 22cm -- 416p

資料詳細

タイトル 『狐物語』とその後継模倣作におけるパロディーと風刺
著者名等 高名康文 /著  
出版 春風社 2023.2
大きさ等 22cm 416p
分類 951.4
件名 狐物語
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科教授。専門は中世フランス文学・文献学。翻訳書に、N.ラベール&B.セール『100語でわかる西欧中世』(白水社文庫クセジュ)。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:中世文学におけるパロディーをいかに論じるか. 同時代における他ジャンルの戯作風物語と比較した『狐物語』のパロディーの手続きの特性. 『狐物語』における姦通の言説. 『狐物語』の初期枝篇における姦通への言及が、写本の伝承過程において増加すること. 告解するルナール狐とベルナール首席司祭. 人と会話をする動物. 『狐物語』第7枝篇における告解のパロディー. 『狐物語』における武勲詩のパロディー. 『狐物語』における喪の嘆きの表現のパロディー. ルナールと托鉢修道会. 『新版ルナール』と『アーサー王の死』における運命の女神. フォヴェール、ルナール、フォルトゥーナ. 『狐物語』と『フォヴェール物語』における人間/動物/仮面. 『パレルモのギヨーム』と『狐物語』. クレティアン・ド・トロワの喪の嘆きの描写. 『狐物語』における色彩. 『狐物語』B写本第5921,2行を巡る新旧校訂の比較
内容紹介 12世紀~13世紀の北フランスで成立した、狡猾な狐「ルナール」の物語群である『狐物語』とその後継作を、同時代の文学作品や宗教儀礼などに対するパロディーに着目しつつ詳解する。
要旨 12~13世紀の北フランスで成立した、狡猾な狐「ルナール」の物語群である『狐物語』とその後継作を、同時代の文学作品や宗教儀礼などに対するパロディーに着目しつつ詳解する。
目次 第1部 比較の視点と通時的視点からみた、『狐物語』における12・13世紀の恋愛物語のパロディー(中世文学におけるパロディーをいかに論じるか;同時代における他ジャンルの戯作風物語と比較した『狐物語』のパロディーの手続きの特性 ほか);第2部 『狐物語』における「逆さまの世界」、定型表現のパロディー(告解するルナール狐とベルナール首席司祭―『狐物語』第17枝篇における「逆さまの世界」;人と会話をする動物―『狐物語』第12枝篇の場合 ほか);第3部 『狐物語』のその後(ルナールと托鉢修道会―リュトブフ、『ルナールの戴冠』、『新版ルナール』;『新版ルナール』と『アーサー王の死』における運命の女神 ほか);補遺(『パレルモのギヨーム』と『狐物語』―ジャンルのパロディー;クレティアン・ド・トロワの喪の嘆きの描写 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86110-853-2   4-86110-853-5
書誌番号 1122053152

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