人びとはなぜそれを選び、いかに語られたのか --
須田努 /編   -- 大月書店 -- 2023.5 -- 20cm -- 321p

資料詳細

タイトル 社会変容と民衆暴力
副書名 人びとはなぜそれを選び、いかに語られたのか
著者名等 須田努 /編  
出版 大月書店 2023.5
大きさ等 20cm 321p
分類 209.5
件名 暴動-歴史-近代
著者紹介 明治大学情報コミュニケーション学部教授。主な著作:『「悪党」の一九世紀――民衆運動の変質と“近代移行期”』青木書店、2002年。『吉田松陰の時代』岩波書店、2017年など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:今、歴史の領域から民衆暴力を問うことの意味 須田努著. 天狗党との関係から見た在地社会の暴力 須田努著. カオダイ教の勃興とナショナリズム 武内房司著. フランス革命期モージュ農村社会とジャック・カトリノ 大峰真理著. 現代の民衆運動における暴力の位相 中嶋久人著. ブレグジット以降の北アイルランド情勢 崎山直樹著. 周防大島における明治維新の記憶 宮間純一著. 近文アイヌ給与予定地事件と和人社会 檜皮瑞樹著. コザ暴動と秩序のグラディエーション 高江洲昌哉著. 衡平社の誕生と反衡平運動の論理 趙景達著. 浄瑠璃・歌舞伎から見る暴力とジェンダー 中臺希実著. 「惨殺」という演出 伊藤俊介著. 戦後日本における家庭内暴力 石田沙織著. 現代日本における朝鮮人への差別・暴力と歴史認識 加藤圭木著
内容紹介 普通の人びとは、なぜ暴力という手段を選び集団の力を行使したのか。また被害と加害が同居する地域社会で、それはいかに記憶・記録され語られていったのか。時代・地域を超えて、民衆の矛盾を含んだ多様な側面を描き出していく論集。
要旨 日本・アジア・欧州に通底する矛盾を含んだ民衆のリアル。普通の人びとは、なぜ暴力という手段を選び、その力を行使したのか。また被害と加害が同居する地域社会で、それはいかに記憶・記録され語られていったのか。歴史の文脈から、民衆の多様性を読み解く。
目次 序論 今、歴史の領域から民衆暴力を問うことの意味;第1部 宗教・思想を背景とした民衆暴力(天狗党との関係から見た在地社会の暴力;カオダイ教の勃興とナショナリズム―一九二〇~四〇年代、ベトナム南部の宗教運動;フランス革命期モージュ農村社会とジャック・カトリノ―内面的思索の醸成から自律的行動の萌芽へ;現代の民衆運動における暴力の位相―三里塚闘争を事例にして);第2部 地域社会内部で発動される民衆暴力(周防大島における明治維新の記憶―「四境の役」の語られ方;近文アイヌ給与予定地事件と和人社会;コザ暴動と秩序のグラディエーション―基地の街の平穏と暴力をめぐって;衡平社の誕生と反衡平運動の論理);第3部 民衆暴力をめぐる表象・言説(浄瑠璃・歌舞伎から見る暴力とジェンダー―見える暴力から隠蔽される暴力へ;「惨殺」という演出―芝居に描かれた真土村事件;戦後日本における家庭内暴力―新聞メディアに見出される家庭内暴力表象を通して;現代日本における朝鮮人への差別・暴力と歴史認識)
ISBN(13)、ISBN 978-4-272-51014-6   4-272-51014-2
書誌番号 1122056684
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122056684

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