非漢族にとっての三国時代 -- 東方選書 --
関尾史郎 /著   -- 東方書店 -- 2023.5 -- 19cm -- 305p

資料詳細

タイトル 周縁の三国志
副書名 非漢族にとっての三国時代
シリーズ名 東方選書
著者名等 関尾史郎 /著  
出版 東方書店 2023.5
大きさ等 19cm 305p
分類 222.043
件名 中国-外国関係-アジア(東部)-歴史-三国時代
注記 文献あり
著者紹介 1950年神奈川県生まれ。80年上智大学大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得退学。魏晋南北朝時代を中心とした中国古代史、中国古代史科学が専門。新潟大学人文学部教授などを経て、現在東洋文庫研究員・新潟大学名誉教授。著書に『西域文書からみた中国史』(山川出版社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 中国世界の周縁にあった非漢族、そしてクシャン朝と倭に焦点を当て、それぞれにとっての三国時代について考えた1冊。曹魏、孫呉、蜀漢の三国鼎立という政治状況の意味を周縁の諸勢力の側に視座を据え、紐解いていく。
要旨 秦の始皇帝から後漢の献帝まで四五〇年近く続いた統一が瓦解し、曹魏、孫呉、蜀漢に分裂した三国時代と、これに続く両晋・南北朝時代は中国史上でも有数の分裂時代であった。実質的には三〇〇年近くに及んだ政治的な分裂は、中国世界の内部だけではなく、外部すなわち周縁に位置していた諸種族や諸国家に対してもさまざまな影響を与えることになった。ある勢力はこのような状況を利用して中国王朝との関係を強化し、また中国王朝の側でも周縁の勢力との関係強化につとめる動きが活発化していった。倭王卑弥呼による曹魏への遣使や、倭の五王による南朝への遣使もこの時代のことである。しかし周縁にあった全ての勢力がこの分裂の時代をしたたかに生き抜いたわけではない。本書は、三国時代の非漢族のうち、烏桓、山越、鮮卑、高句麗、〓、西南夷、クシャン朝、そして倭を取り上げ、それぞれにとっての三国時代について、『三国志』に代表される史書を読み込みながら考えてみたものである。
目次 序章 「東アジア世界」と三国時代;第1章 三国鼎立と非漢族;第2章 鮮卑と高句麗;第3章 諸葛亮の「隆中対」;第4章 クシャン朝と倭;終章 非漢族にとっての三国時代
ISBN(13)、ISBN 978-4-497-22307-4   4-497-22307-8
書誌番号 1122056740

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