わけへだてのない世を開く乞食僧 -- 人と文化の探究 --
阿部龍一 /著   -- ミネルヴァ書房 -- 2023.5 -- 22cm -- 555,12p

資料詳細

タイトル 評伝良寛
副書名 わけへだてのない世を開く乞食僧
シリーズ名 人と文化の探究
著者名等 阿部龍一 /著  
出版 ミネルヴァ書房 2023.5
大きさ等 22cm 555,12p
分類 188.82
個人件名 良寛
注記 文献あり 著作目録あり 年譜あり 索引あり
著者紹介 東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒(経済史)。ジョンズ・ホプキンス大学上級国際関係論研究所修士(国際関係論)。コロンビア大学宗教学部哲学修士、同大学哲学博士。現在、ハーバード大学東アジア言語文化学部教授、同大学ライスシャワー日本研究所日本宗教専任教授。主著に『真言の織地』(コロンビア大学出版局)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 傑出した仏僧であり、文化人だった良寛についての評伝。従来の伝記類が見落としていた点を軸として、良寛の教育、宗門との関係、越後での乞食行の歴史的背景を洗い出し、その歴史的文脈に沿って彼の詩歌、書簡、文章を自伝的作品として読み直す。
要旨 これまでの良寛の伝記は、少青年時代の学業に対する真摯な努力、深い学識ゆえに家業を捨てるに至った葛藤、道元の禅を深く学びつつも曹洞宗門と訣別した理由、そして越後に帰郷して乞食僧として生きるという選択、これらの実態と重要性を見逃している。本書は、良寛の詩歌を自伝的に捉えることでこれらを読み解き、江戸時代後期の厳しい格差社会・差別社会のなかで、わけへだてなく人々に寄り添い、癒し、慰め、幸福を共有した生涯を再発見する。
目次 序章 大正五年春の良寛―良寛の近代性を求めて;第1章 良寛の生い立ちと教育;第2章 失踪、放浪、出家―良寛の疾風怒涛時代;第3章 良寛の禅の修行と宗門教団;第4章 乞食僧良寛の誕生への道程;第5章 良寛が成し遂げたもの―五合庵時代を中心に;第6章 乞食僧の言葉が紡ぎ出す美の世界―乙子草庵時代の円熟;第7章 良寛のなぐさめとはげまし―島崎草庵時代からの回顧と展望;終章 良寛のおきみやげ
ISBN(13)、ISBN 978-4-623-09434-9   4-623-09434-0
書誌番号 1122057380
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122057380

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 188.8 一般書 利用可 - 2075287596 iLisvirtual
金沢 公開 188.8 一般書 予約受取待 - 2075723876 iLisvirtual