「アトム」から「まどか☆マギカ」以後へ --
森茂起 /編, 川口茂雄 /編   -- 日本評論社 -- 2023.7 -- 19cm -- 270p

資料詳細

タイトル 〈戦い〉と〈トラウマ〉のアニメ表象史
副書名 「アトム」から「まどか☆マギカ」以後へ
著者名等 森茂起 /編, 川口茂雄 /編  
出版 日本評論社 2023.7
大きさ等 19cm 270p
分類 778.77
件名 アニメーション-日本-歴史 , 戦争-芸術上 , 心的外傷
注記 欧文タイトル:Representations of War and Trauma in Anime
著者紹介 【森茂起】甲南大学名誉教授。京都大学教育学研究科博士課程単位取得満期退学。臨床心理士。主な著書に『戦争と文化的トラウマ―日本における第二次世界大戦の長期的影響』(共編、日本評論社、2023年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:アトムの生と死 森茂起著. 戦後マンガ・アニメの方法論としての「傷つく身体」. 1 『サイボーグ009』から魔法少女が受け継いだもの 足立加勇著. 『さらば宇宙戦艦ヤマト』と「愛」の行方 藤津亮太著. 『機動戦士ガンダム』と太平洋戦争 小島伸之著. アニメーション表現の受容 雪村まゆみ著. 家族とともに「生きた」日常 西岡亜紀著. 仲間は使命とともに 東園子著. 生き延び、〈不穏な〉日常、あいまいな喪失 川口茂雄著. 戦後マンガ・アニメの方法論としての「傷つく身体」. 2 まどかが守りたかったものとほむらが奪い返したもの 足立加勇著. 祈りつつ戦う者たち 上尾真道著. ようこそ実力至上主義の競争社会へ 川口茂雄著. 特撮作品から読み解く時代の特徴 木下雅博著. 遠さを取り戻すための旅 川口茂雄著. 終わりのあとのロードムービーアニメ 森年恵著. 日本アニメの「特殊性」と未来 斎藤環著
内容紹介 「戦い」を物語る表現媒体には小説、演劇、映画など、アニメ以外にも多くあるが、日本アニメがそれらと異なるのは、発展の歴史がほとんど戦後に属することである。日本アニメの作品群を、日本の戦争体験を扱う試みの系譜として読みなおしていく論考集。
要旨 「戦い」を物語る表現媒体にはアニメ以外にも小説、演劇、映画、マンガがある。日本アニメがこれらの表現媒体と異なるのは、その発展の歴史がほとんど戦後に属するということだ。アニメは戦争をどう描いてきたか。そして、戦争は日本アニメをどう生み出してきたのか。
目次 第1部 カタストロフィの表象―終戦から世紀末へ(アトムの生と死;戦後マンガ・アニメの方法論としての「傷つく身体」(1)―『サイボーグ009』から魔法少女が受け継いだもの;『さらば宇宙戦艦ヤマト』と「愛」の行方;『機動戦士ガンダム』と太平洋戦争―戦争表象の深層と主人公のトラウマ;アニメーション表現の受容―ポール・グリモーからジブリへ;家族とともに「生きた」日常―『火垂るの墓』の兄妹の背中越しに見る風景;仲間は使命とともに―『美少女戦士セーラームーン』における戦友の位置づけ);第2部 カタストロフィのあとに…―深夜アニメの二〇一〇年代(生き延び、(不穏な)日常、あいまいな喪失―第2部へのイントロダクション;戦後マンガ・アニメの方法論としての「傷つく身体」(2)―まどかが守りたかったものとほむらが奪い返したもの;祈りつつ戦う者たち―『魔法少女まどか☆マギカ』考;ようこそ実力至上主義の競争社会へ―『千と千尋の神隠し』『幼女戦記』あるいは、労働する少女と職場のマッチング;特撮作品から読み解く時代の特徴―「グリッドマン」シリーズを切り口に令和の危機を考える;遠さを取り戻すための旅―3・11以後の、スマートフォン・SNS時代の映像表現『宇宙よりも遠い場所』;終わりのあとのロードムービーアニメ―『ケムリクサ』読解レポー卜;特別寄稿 日本アニメの「特殊性」と未来)
ISBN(13)、ISBN 978-4-535-56417-6   4-535-56417-5
書誌番号 1122069609
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122069609

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