「聞き書き」と抵抗の文学 --
佐藤泉 /著   -- 青土社 -- 2023.7 -- 19cm -- 431p

資料詳細

タイトル 死政治の精神史
副書名 「聞き書き」と抵抗の文学
著者名等 佐藤泉 /著  
出版 青土社 2023.7
大きさ等 19cm 431p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治以後 , 文学と政治-歴史
著者紹介 1963年生まれ。専門は近現代日本文学。青山学院大学文学部教授。著書に『一九五〇年代、批評の政治学』(中公叢書)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:生きさせる政治、死ぬにまかせる政治、すでに死体とみなす政治. 寂聴の苦闘、浄福の到来. 強父・阿川弘之、および娘小説の批評性について. 文学史と地政学. 八〇年代ポスト・モダニズム再読. 私たちはこんな未来を夢見ただろうか. 越境する日本語. 森崎和江の言語論. 森崎和江の「二重構造」論. 死んだ肉体による文化批評. 果てなき負債の果て. とばりの向こうの声を集める. 記録・フィクション・文学性. 「犠牲地域」のオリンピック. 権力関係を「使用」する. 曖昧な肉. 死ぬにまかせる政治とウィルス禍. 厳罰主義と生政治/死政治. 心身の歴史としての文学史、およびその裏側
内容紹介 人を有用な人材として形成しつつ生きさせる政治は、やがてその有用性の尺度のもとに不用な存在、いらないものを創り出し、死んでよく、殺してもよいとする政治へと裏返る。近代以後の文学史を生政治、死政治の文学史としてとらえ直そうという試み。
要旨 石牟礼道子、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、森崎和江、柳美里…「聞き書き」の政治学がここにある。人びとの身体が放つ声とことばに耳を澄ませ、人文学のあり方を再発明する。ともに生きるための文学史へ―。
目次 序 生きさせる政治、死ぬにまかせる政治、すでに死体とみなす政治;第1部 文学史からの問い(寂聴の苦闘、浄福の到来;強父・阿川弘之、および娘小説の批評性について;文学史と地政学―夏目漱石の「日本の開化」 ほか);第2部 「聞き書き」と文学史への抵抗(越境する日本語―植民二世・森崎和江の思想;森崎和江の言語論;森崎和江の「二重構造」論―「個」と「集団」を再発明する ほか);第3部 生政治/死政治(「犠牲地域」のオリンピック―柳美里『JR上野駅公園口』;権力関係を「使用」する―吉田修一『湖の女たち』;曖昧な肉―武田泰淳『富士』 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7917-7572-9   4-7917-7572-4
書誌番号 1122071248

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