思い出の伯父・荘八 -- 新装版 --
山内健生 /著   -- 展転社 -- 2023.8 -- 19cm -- 446p

資料詳細

タイトル 私の中の山岡荘八
副書名 思い出の伯父・荘八 ひとつの山岡荘八論
版情報 新装版
著者名等 山内健生 /著  
出版 展転社 2023.8
大きさ等 19cm 446p
分類 910.268
個人件名 山岡 荘八
注記 索引あり
著者紹介 昭和19年、新潟県に生まれる。亜細亜大学商学科、立正大学史学科を卒業。國學院大學大学院に学び、文学研究科博士課程後期(神道学専攻)を単位取得満期退学。拓殖大学日本文化研究所客員教授(平成14年度~同28年度)などを歴任。現在、公益社団法人国民文化研究会常務理事・同(月刊誌)『国民同胞』編集長。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ベストセラー『徳川家康』やNHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」で著名な山岡荘八の実の甥っ子が振り返る伯父・荘八の実像。歴史小説に一分野を築いた山岡荘八の知られざる真情に迫る。加筆・修正をほどこした新装版。
要旨 雪深い新潟・魚沼地方の農家に生まれ、裸一貫で上京して、文字通り腕一本筆一本で世をわたった伯父であったが、時に喜怒哀楽の感情に激するところがあって誤解されがちな面がなくもなかったと思う。
目次 遠い日の「甘くて、美味い」思い出―バナナ・サンドウィッチ・豚カツ;六年間、壊れなかった「東京の伯父さん」が買ってくれた自慢のランドセル―それは「姑への気遣い」だったと気づく;校長先生が家にやって来た!―「祖母の葬儀」にまつわる思い出;明敏で譲らぬ「荘八の母」、涙もろい「荘八の父」―祖母にねだった“伯父さんからの甘納豆”;「荒ぶる神」の来訪で、不気味だった―伯父の帰省は「ハレ」の出来事だった;度外れていた喜怒哀楽―傷心の母に宛てた「悔やみ状」、若き日に「吉川英治邸に乗り込む」;夫唱婦随の伯父夫婦と、「婿取り」同士の義伯母と母との関係―「兄嫁と小姑」の微妙な綱引き;毎年、三ヶ月近くわが家に滞在した「桐生のおばあちゃん」―挨拶をする素面の伯父は、まことに「行儀の良い紳士」に見えた;「人間性の善良さを物語る」“明るい酒乱”、「ふたりの山岡さん」―新田次郎氏曰く「とにかくびっくりしましたですねえ」;「けいこ」でも、「本番」でも、泣いた文春文士劇の“世田谷団十郎”―「芝居後の山岡さんは“水気”が失せていた」;「跡取り」の若い住職の法話に泣き通しだった―伯父は年忌法要を怠らなかった;故里の残雪を見ても、伯父はポロポロと涙を流した―「父の位牌」が伴われた母とのお伊勢参り;一滴も飲まないことも、飲んでも「荒れない」ことも…―突然、カバンひとつで来訪して、「三等車」で帰京した;「涙」もなく「乱れ」もなく、お開きとなった還暦の祝い―飲めば「荒れる」と決まっているわけではないのだ;「嬉しさ八分、不安二分」で同行した車での帰省―二泊の日程が平穏に過ぎてホッとする;新聞店でどんぶり飯の朝食中、伯父がテレビに登場して驚いた―伯父原作の少年向け連続ドラマ「泣くな太陽」は夕飯時だった;「原作 山岡荘八」のナレーションが心地よかった―講談「徳川家康」のラジオ放送、「虚々実々」から契った“義兄弟”;「こんな懸命になって、ひとを慰める場面に遭遇したのは初めてであった」―武田八洲満氏曰く「山岡さんの気遣いに、私は愕然としていた」;あッ、今夜、伯父さんがラジオに出る!、朝から放送が待ち遠しかった―テレビに出た英語の先生は「伯父の小学校の同級生だった」;「この映画の原作は山岡荘八ですてぇ」と母は薦めていた―新発見!へえー、伯父さんは現代劇も書くんだ〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-88656-561-7   4-88656-561-1
書誌番号 1122073821

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