書くことの代行とジェンダー --
田村美由紀 /著   -- 名古屋大学出版会 -- 2023.8 -- 22cm -- 304,5p

資料詳細

タイトル 口述筆記する文学
副書名 書くことの代行とジェンダー
著者名等 田村美由紀 /著  
出版 名古屋大学出版会 2023.8
大きさ等 22cm 304,5p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治以後 , 女性問題-日本-歴史-明治以後
注記 索引あり
著者紹介 1990年、奈良県に生まれる。2015年、奈良女子大学大学院人間文化研究科博士前期課程修了。2021年、総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程修了。現在、国際日本文化研究センター機関研究員、博士(学術)。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 代わりに書くのは何者か。谷崎潤一郎をはじめ、口述筆記を行った作家は実は多い。だが、ディスアビリティやケアが絡み合う空間で、筆記者、特に女性の役割は不可視化されてきた。大江健三郎、多和田葉子、桐野夏生らの作品をも取り上げ、書くことの代行に伴う葛藤とジェンダー・ポリティクスを鋭く分析した力作。
目次 序章 口述筆記する文学;第1部 ディスアビリティをめぐる交渉―口述筆記創作の現場から(1)(ペンを持てない男性作家―谷崎潤一郎の場合;「書く機械」になること―伊吹和子『われよりほかに』);第2部 書くことの協働性とケア―口述筆記創作の現場から(2)(ケアとしての口述筆記―筆記者たちの経験から考える;“書かせる”でもなく、“書かされる”でもなく―武田泰淳『目まいのする散歩』);第3部 言葉を媒介することとジェンダー―テクストのなかの口述筆記(“媒体”となる身体―円地文子「二世の縁 拾遺」;再演される言葉―大江健三郎『みずから我が涙をぬぐいたまう日』『水死』);第4部 代行のポリティクス―口述筆記の向こうへ(創造性から逃れる―多和田葉子「無精卵」;書きかえられる物語―二つの「残虐記」をめぐって);終章 ペンを持たない時代の口述筆記
ISBN(13)、ISBN 978-4-8158-1129-7   4-8158-1129-6
書誌番号 1122074184
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122074184

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 910.26 一般書 利用可 - 2074948378 iLisvirtual