「美術」形成史ノート -- 増補改訂 -- ちくま学芸文庫 --
北澤憲昭 /著   -- 筑摩書房 -- 2023.9 -- 15cm -- 556p

資料詳細

タイトル 境界の美術史
副書名 「美術」形成史ノート
版情報 増補改訂
シリーズ名 ちくま学芸文庫
著者名等 北澤憲昭 /著  
出版 筑摩書房 2023.9
大きさ等 15cm 556p
分類 702.16
件名 美術(日本)-歴史-明治時代
注記 初版:ブリュッケ 2000年刊
注記 年表あり 索引あり
内容 内容:「美術」概念の形成とリアリズムの転位. 「日本美術史」という枠組み. 文展の創設. 国家という天蓋. 美術における「日本」、日本における「美術」. 裸体と美術. 美術における政治表現と性表現の限界. 「日本画」概念の形成に関する試論. 「工芸」概念の成り立ち. 「彫刻」ジャンルの形成. 工業・ナショナリズム・美術. 印象と表現. 「分類の時代」の終わりに
内容紹介 近代において「美術」概念や日本画をはじめとする諸ジャンルは、いかにして形づくられ、純化へと向かっていったか。現在の美術を作り出した「境界」が引かれ、社会に浸透していく過程を、制度史的観点から捉えた論集。
要旨 現在の美術を作り出した「境界」が引かれ、社会に浸透していく過程を、制度史的視点から捉えた画期的論集。近代において「美術」概念や日本画をはじめとする諸ジャンルは、いかにして形づくられ、純化へと向かっていったか。衝突や動揺を引き起こしつつも、五感の秩序における視覚の優位、工業社会の到来、固有の造型芸術への意志、これら三つが推進力となって「美術」は成立した。だが、その境界は画定し切ったわけではない。裂け目を孕みながら、未完の運動体として今もわれわれの目の前にある。『眼の神殿』と対をなす本書は、新たな作品創造と歴史記述の可能性へと読者を導く。
目次 序章 「美術」概念の形成とリアリズムの転位;1 国家と美術(「日本美術史」という枠組み;文展の創設;国家という天蓋―「美術」の明治二〇年代;美術における「日本」、日本における「美術」―国境とジャンル);2 性と国家(裸体と美術―違式〓違条例を軸に;美術における政治表現と性表現の限界);3 美術の境界―ジャンルの形成(「日本画」概念の形成に関する試論;「工芸」概念の成り立ち;「彫刻」ジャンルの形成);4 制度から主体へ(工業・ナショナリズム・美術;印象と表現―日本印象主義のアポリア);終章 「分類の時代」の終わりに
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-51198-0   4-480-51198-9
書誌番号 1122081667
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122081667

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