エコクリティシズムの挑戦 -- 岩波新書 新赤版 --
結城正美 /著   -- 岩波書店 -- 2023.9 -- 18cm -- 223,8p

資料詳細

タイトル 文学は地球を想像する
副書名 エコクリティシズムの挑戦
シリーズ名 岩波新書 新赤版
著者名等 結城正美 /著  
出版 岩波書店 2023.9
大きさ等 18cm 223,8p
分類 902.09
件名 環境問題-文学上 , 自然-文学上
著者紹介 1969年生まれ。フルブライト大学院留学プログラム奨学生として、ネヴァダ大学リノ校大学院に設置された世界初の「文学と環境」プログラムで学ぶ(Ph.D.)。金沢大学教員を経て、2020年より青山学院大学文学部英米文学科教授。専門はエコクリティシズム、アメリカ文学。著書に、『水の音の記憶――エコクリティシズムの試み』(水声社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ソロー、石牟礼道子、梨木香歩、アレクシエーヴィチらの作品に、環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入る。人間に宿る野性、都市と絡みあう自然、惑星を学習するAI…。地球と向き合う想像力を掘り起こし、未来を切り開く実践の書。
要旨 環境問題を考える手がかりは文学にある。ソロー、石牟礼道子、梨木香歩、アレクシエーヴィチ、カズオ・イシグロらの作品に、環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう。人間に宿る野性、都市と絡み合う自然、惑星を隅々まで学習するAI―地球と向き合う想像力を掘り起こし、未来を切り開く実践の書。
目次 序章 エコクリティシズムの波動;1章 近代化、わきたつ野性―綴り直される感覚(ネイチャーライティングと散歩者の夢想―ヘンリー・D・ソロー『森の生活』;山の身になって考える―アルド・レオポルド『野生のうたが聞こえる』);2章 森を出て環境を知る―“自然らしさ”という神話(自然は逃避先なのか―生の網の目、搾取の網;都市のなかの自然―『兎の眼』と『オレンジ回帰線』);3章 危機が叫ばれる時代に―つくられた共生、生きられた共生(「自然との調和」を再考する;切れないいのち―石牟礼道子『苦海浄土』;暮らしのなかの脱成長―梨木香歩『雪と珊瑚と』);4章 人新世を考えるために―“人間以上”を描く作家たち(核の時代の祈り―スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチと小林エリカ;人工親友がいる日常―カズオ・イシグロ『クララとお日さま』;惑星規模の思考へ―多和田葉子とリチャード・パワーズ);終章
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-431988-7   4-00-431988-9
書誌番号 1122084886

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 902.0 一般書 利用可 - 2075178568 iLisvirtual
山内 公開 Map 902 一般書 利用可 - 2075508460 iLisvirtual
公開 Map 902 一般書 利用可 - 2075508509 iLisvirtual