パンチラインで読むマルクス入門 -- 犀の教室Liberal Arts Lab --
田上孝一 /著   -- 晶文社 -- 2023.9 -- 19cm -- 293p

資料詳細

タイトル マルクスの名言力
副書名 パンチラインで読むマルクス入門
シリーズ名 犀の教室Liberal Arts Lab
著者名等 田上孝一 /著  
出版 晶文社 2023.9
大きさ等 19cm 293p
分類 309.334
個人件名 マルクス,カール・ハインリヒ
著者紹介 1967年東京生まれ。社会主義理論学会事務局長、立正大学人文科学研究所研究員、日本文藝家協会会員。哲学・倫理学専攻。1989年法政大学文学部哲学科卒業、1991年立正大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了、2000年博士(文学)。著書に『マルクス疎外論の諸相』(時潮社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 マルクスの著作からは数々の名言が生まれている。だが、はたしてその真意は正しく読み取られているだろうか。膨大なマルクスの文章の中から、彼の思想的核心を示す言葉20節を切り取り、その意味するところを深掘りして解説する。
要旨 「哲学者たちは世界を様々に解釈してきただけだが、大切なのはそれを変えることである」(フォイエルバッハ・テーゼ)など、マルクスの著作からは数々の名言が生まれている。膨大なマルクスの文章の中から、彼の思想的核心を示す言葉20節を切り取り、その意図するところを深掘りして解説するテキスト。資本主義の限界が見えてきた待ったなしの状況で、マルクスの言葉の力を体感できる、結論から読む最速のマルクス入門。
目次 1 ブルジョア社会では過去が現在を支配し、共産主義社会では現在が過去を支配する。『共産党宣言』;2 資本主義的生産様式が支配する社会の富は、一つの「巨大な商品の集まり」として現れ、個々の商品はその要素形式として現れる。我々の探求はだから、商品の分析と共に始まる。『資本論』;3 人間が宗教の中で彼自身の頭の作り物に支配されるように、資本主義的生産の中では彼自身の手の作り物に支配される。『資本論』;4 資本主義的生産は、一つの自然史的な必然性を持って、それ自身の否定を生み出す。それは否定の否定である。これは私的所有を再建しはしないが、恐らくしかし、資本主義時代の成果の基礎の上に個人的所有を再建する。『資本論』;5 生産物を彼自身のものとして認識すること、その実現の諸条件からの分離を無法で強制されたものとして判断すること―は、とてつもない意識であり、それ自身資本に基づいた生産様式の生産物であり、しかしそれだからこそその滅亡への弔鐘である。『経済学批判要綱』;6 人間というものはいつも自らが解決できる課題しか立てない。というのも、正確に考察されるならばいつでも、課題そのものがその解決の物質的諸条件が既に手許にあるか少なくともそれの生成の過程が進行中であるところにだけ発生していることが常に見い出されるからである。『経済学批判』;7 批判の武器はもちろん武器の批判にとって代えることはできず、物質的な力は物質的な力によって倒されなければならない。しかし理論もまた、それが大衆をつかむや否や、物質的な力となる。『ヘーゲル法哲学批判序説』;8 私的所有の思想を止揚するためには、考えられた共産主義で全くこと足りる。現実的な私的所有を止揚するためには、現実的な共産主義的行動が必要である。『経済学・哲学草稿』;9 哲学者たちは世界を様々に解釈してきただけだが、大切なのはそれを変えることである。『フォイエルバッハ・テーゼ』;10 人間の本質は社会的諸関係の総体である。『フォイエルバッハ・テーゼ』;11 環境と教育の変化に関する唯物論的教説は、環境が人間によって変えられること、教育者自身が教育されなければいけないことを忘れている。『フォイエルバッハ・テーゼ』;12 古い唯物論の立場はブルジョア社会である。新しい唯物論の立場は人間的社会あるいは社会的な人間性である。『フォイエルバッハ・テーゼ』;1
ISBN(13)、ISBN 978-4-7949-7382-5   4-7949-7382-9
書誌番号 1122084924

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