中世の選択 -- 朝日選書 --
関幸彦 /著   -- 朝日新聞出版 -- 2023.10 -- 19cm -- 254p

資料詳細

タイトル 武家か天皇か
副書名 中世の選択
シリーズ名 朝日選書
著者名等 関幸彦 /著  
出版 朝日新聞出版 2023.10
大きさ等 19cm 254p
分類 210.4
件名 日本-歴史-中世 , 武家-歴史-中世 , 天皇-歴史-中世
著者紹介 日本中世史の歴史学者。1952年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。鶴見大学文学部教授などを経て、2008年に日本大学文理学部史学科教授就任。23年に退任。近著に『その後の鎌倉 抗心の記憶』(山川出版社、2018年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 中世の時代は幕府を誕生させたが、天皇を戴く公家(朝廷)を解体させることはせず、存続させる方向を選択した。「奪ったのか」「委ねられたのか」?わが国の中世が選択した権力システムの行方を問う。
要旨 日本の中世は、武家の権力体を創出させたことで特異な国家システムを創り、その後の歴史を規定した。天皇と武家の両者が権威と権力を分掌する補完関係を形成―その武家の権力機関は「幕府」と呼称される。東アジアにあって、中国やその周辺諸国とは異なる武家(幕府)を胚胎させたことで、中世以降の王権(天皇)は象徴的存在として機能する。その点では、武家は日本史上で“健全なる野党”を演じ続けることになる。ここにいう“野党”とは国家権力を一つの機関による専制から防ぐ政治権力を指す。中世の時代は幕府を誕生させたが、天皇を戴く公家(朝廷)を解体させることはせず、存続させる方向を選択した。「奪ったのか」「委ねられたのか」?わが国の中世が選択した権力システムの行方を問う一冊。
目次 序 謡曲『絃上』の歴史的回路―虚構を読み解く、「王威」そして「武威」;1 武家か天皇か(「本朝天下ノ大勢」と天皇;「本朝天下ノ大勢」と武家);2 内乱期、「王威」と「武威」の諸相(東西両朝と十二世紀の内乱;南北両朝と十四世紀の動乱);3 近代は武家と天皇をどう見たか(近代日本国の岐路;武家の遺産;再びの武家か、天皇か)
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-263123-7   4-02-263123-6
書誌番号 1122088377
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122088377

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 210.4 一般書 利用可 - 2075231280 iLisvirtual
保土ケ谷 公開 210.4 一般書 貸出中 - 2075356725 iLisvirtual
金沢 公開 Map 210.4 一般書 利用可 - 2075356717 iLisvirtual