万葉集から金子みすゞへ -- 朝日選書 --
島薗進 /著   -- 朝日新聞出版 -- 2023.10 -- 19cm -- 335p

資料詳細

タイトル 死生観を問う
副書名 万葉集から金子みすゞへ
シリーズ名 朝日選書
著者名等 島薗進 /著  
出版 朝日新聞出版 2023.10
大きさ等 19cm 335p
分類 910.2
件名 日本文学-歴史 , 死生観
注記 文献あり
著者紹介 1948年、東京都生まれ。宗教学者。東京大学名誉教授、上智大学グリーフケア研究所前所長。NPO東京自由大学学長。主な研究領域は、近代日本宗教史、宗教理論、死生学。2012年に『日本人の死生観を読む―明治武士道から「おくりびと」へ』(朝日選書)で第6回湯浅泰雄賞を受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 宗教の教える死生観、詩歌や物語を手がかりに、現代から古代へ、古代から現代へと往還しながら、今を生きる私たちが自分なりに腑に落ちる死生観を問い直すための見取り図。自分自身の死生観を確立させるための手助けを行う。
要旨 死を前にして心は乱れてしまうだろうか。宗教学、死生学の第一人者で、グリーフケア研究を担ってきた著者にとっても、加齢とともに死、喪失、別れは、切実さがます。本書は宗教の教える死生観、詩歌や物語を手がかりに、現代から古代へ、古代から現代へと往還しながら、今を生きる私たちが自分なりに腑に落ちる死生観を問い直すための見取り図だ。歌人にして宗教民俗学者の折口信夫は「魂のふるさと」に注目して、古代人の死生観をさぐり小説『死者の書』へ、同時期に詩人の金子みすゞは喪失と祈り、死の彼方を童謡歌詞でうたった。「無常」を知る系譜は、子どもの死に親の哀切な心があふれる一茶の『おらが春』、桜を通してはかない命をいとおしむ西行、死の瀬戸際を経験して安らぎを見いだした漱石の漢詩へとたどる。「あなた自身の死生観」の手助けになる最良の一作。
目次 序章;第1章 魂のふるさとと原初の孤独(死者が近くにいるという感覚;先史時代に遡る「魂のふるさと」 ほか);第2章 無常を嘆き、受け入れる(弱さを嘆き、いのちのはかなさを知る;無常―野口雨情の童謡と一茶の『おらが春』 ほか);第3章 悲嘆の文学の系譜(永遠のいのちの約束とそれ以前・以後;王朝文芸の「はかなし」と死生観 ほか);第4章 無常から浮き世へ(散る桜が表す無常感の形成期;散る桜の歴史、神話から無常へ ほか);終章
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-263128-2   4-02-263128-7
書誌番号 1122088378
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122088378

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 910.2 一般書 貸出中 - 2075654335 iLisvirtual
公開 Map 910 一般書 利用可 - 2075257026 iLisvirtual