釜山から上海まで --
宋連玉 /著   -- 有志舎 -- 2023.10 -- 20cm -- 414,6p

資料詳細

タイトル 植民地「公娼制」に帝国の性政治をみる
副書名 釜山から上海まで
著者名等 宋連玉 /著  
出版 有志舎 2023.10
大きさ等 20cm 414,6p
分類 368.4
件名 売春-朝鮮-釜山-歴史 , 売春-中国-上海-歴史 , 植民地行政(日本)-朝鮮-釜山 , 植民地行政(日本)-中国-上海 , 慰安婦
注記 年表あり
著者紹介 1947年、大阪生まれ。ソウル大学校人文大学大学院修士課程卒業。現在、青山学院大学名誉教授。主要著書:『脱帝国のフェミニズムを求めて』(有志舎、2009年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 開港後の釜山から15年戦争下の上海まで。これまでの「慰安婦」問題が主に戦時下の問題としてとらえられてきたことを転換し、近代日本の植民地支配全体に関わる性政治の在り様として問い直し、帝国日本の性管理構造そのものに切り込んでいく。
要旨 日本の公娼制度は近代軍隊に無くてはならないものとしてつくられ、また近代家族を補完するものとして、帝国日本を支える重要な柱となっていった。その下で、内地・植民地・占領地の女性たちはともに搾取されていったのである。公娼制と「慰安婦」制度とは本質的に異なる、あるいは本質的に同じだとする主張が、この問題をめぐる相対立する立場での公論となっているいま、あえてその既存の公論を批判的に再検討し、公娼制と「慰安婦」制度を継続した性政治として位置づけ、帝国日本の性管理構造そのものに切り込んでいく。
目次 序章 植民地主義からみる「公娼制」;第1章 居留地・外務省警察の性管理政策;第2章 朝鮮支配を狙う侵略戦争と性暴力・性統制;第3章 「韓国併合」武断統治下の植民地「公娼制」確立;第4章 朝鮮女性が生きた植民地社会;第5章 上海における戦争・占領と性政策;終章 売春する帝国
ISBN(13)、ISBN 978-4-908672-68-2   4-908672-68-7
書誌番号 1122089433

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