小麦をめぐる大国の興亡 --
スコット・レイノルズ・ネルソン /著, 山岡由美 /訳   -- 日経BP日本経済新聞出版 -- 2023.10 -- 20cm -- 430p

資料詳細

タイトル 穀物の世界史
副書名 小麦をめぐる大国の興亡
著者名等 スコット・レイノルズ・ネルソン /著, 山岡由美 /訳  
出版 日経BP日本経済新聞出版 2023.10
大きさ等 20cm 430p
分類 611.34
件名 小麦 , 穀物取引-アメリカ合衆国-歴史
注記 原タイトル:OCEANS OF GRAIN
注記 索引あり
著者紹介 【スコット・レイノルズ・ネルソン】ジョージア大学歴史学部教授、ジョージア大学アスレティック・アソシエーション歴史学教授。ニューベリー図書館(シカゴ)やハーバード大学の研究員などを経て現職。2019~2020年グッゲンハイム・フェロー。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 長い歴史のなかで帝国の興亡を理解するためには、穀物が通った道…川沿い、港と港の間、そして海を越えてたどる必要がある。こうした穀物の道を支配するための争いが、世界のパワーバランスをどのように変えたかを明らかにする。
要旨 歴史に登場した数々の帝国の興亡を理解するためには、穀物が通った道を、川沿い、港と港のあいだ、そして海を越えてたどる必要がある。歴史家のスコット・レイノルズ・ネルソンは本書において、こうした穀物の道を支配するための争いが、世界のパワーバランスにどのような変化をもたらしたかを明らかにしている。19世紀初頭より帝政ロシアは、ウクライナの黒海に面したオデーサの活況を呈する港を通じて、ヨーロッパの大部分に食糧を供給していた。しかし、アメリカ南北戦争の後、大量のアメリカ産小麦が大西洋を渡ってヨーロッパに押し寄せるようになり、食糧価格は急落した。安価な外国産穀物は、ドイツとイタリアの台頭、ハプスブルク家とオスマン帝国の衰退、そしてヨーロッパ各国による勢力圏の争奪戦に拍車をかけ、第1次世界大戦とロシア革命が勃発する決定的な要因となった。国家の盛衰に説得力ある新たな解釈を加えた本書は、大国同士が鎬を削るなかにあって、穀物の支配が比類のない力を示してきたことを物語っている。
目次 第1章 黒い道―紀元前1万年~紀元前800年;第2章 コンスタンティノープルの門―紀元前800年~紀元1758年;第3章 重農主義的な膨張―1760年~1844年;第4章 ジャガイモ疫病菌と自由貿易の誕生―1845年~1852年;第5章 資本主義と奴隷制―1853年~1863年;第6章 アメリカの穀物神―1861年~1865年;第7章 爆発音と大変化―1866年;第8章 何をなすべきか―1866年~1871年;第9章 穀物の大危機―1873年~1883年;第10章 ヨーロッパの穀物大国―1815年~1887年;第11章 「ロシアはヨーロッパの恥」―1882年~1909年;第12章 オリエント急行、行動軍―1910年~1914年;第13章 パンをめぐる世界戦争―1914年~1917年;第14章 権力の源泉としての穀物―1916年~1924年
ISBN(13)、ISBN 978-4-296-11535-8   4-296-11535-9
書誌番号 1122090402
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122090402

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 611.3 一般書 貸出中 - 2075275555 iLisvirtual
公開 Map 611 一般書 利用可 - 2075691125 iLisvirtual
山内 公開 611 一般書 予約受取待 - 2076752276 iLisvirtual
瀬谷 公開 Map 611 一般書 利用可 - 2075398061 iLisvirtual