高橋恭寛 /著   -- ぺりかん社 -- 2023.11 -- 22cm -- 318p

資料詳細

タイトル 中江藤樹の教導思想
著者名等 高橋恭寛 /著  
出版 ぺりかん社 2023.11
大きさ等 22cm 318p
分類 121.55
個人件名 中江 藤樹
注記 索引あり
著者紹介 1982年、岡山県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。東日本国際大学准教授等を経て、現在、多摩大学経営情報学部准教授。専攻-近世日本思想史。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:中江藤樹を問い直す. 問題の所在. 「福善禍淫」の論理と「人と禽獣の弁別」. 初学者に向けた教示の模索. 二つの「持敬図」. 『翁問答』から見る〈教示〉対象の顕在化. 学習者に求める振る舞い. 「慎独」の重視、あるいは「慎独」に挫ける「同志」たち. 「立志」を〈教示〉することの問題. 中江藤樹の思想史的位置と藤樹後学たちのたたかい. 藤樹書院と中江常省. 淵岡山における「藤樹学」の自覚. 会津藤樹学派の展開と〈藤樹の教え〉. 中江藤樹研究の現代的意義
要旨 “近江聖人”は、人間もまた「生きる虫」にすぎないと考え、苦闘したのではないか?―近世前期を生きた中江藤樹(1608‐48)は道徳的な人格者として、儒学を門人・弟子たちに伝授した思想家として有名である。しかし、藤樹の“教示”“感化”は困難を極めた。藤樹といえども挫折と試行錯誤に明け暮れた「苦悩する教師」に他ならなかった。「陽明学」「教育」といった近代的枠組・制度では捉えきれない藤樹の思想を、その著作と書簡、門人たちの著述を詳細に読み込んで解明することにより、学問の着手や挫折の問題、志向を欠いた学習者への対処といった“学び”の根源的課題に迫り、思想史研究の実践と意義を考える。
目次 序論 中江藤樹を問い直す;第1章 問題の所在;第2章 「福善禍淫」の論理と「人と禽獣の弁別」;第3章 初学者に向けた教示の模索;第4章 二つの「持敬図」;第5章 『翁問答』から見る“教示”対象の顕在化;第6章 学習者に求める振る舞い―独学から議論へ;第7章 「慎独」の重視、あるいは「慎独」に挫ける「同志」たち;第8章 「立志」を“教示”することの問題;終章 中江藤樹の思想史的位置と藤樹後学たちのたたかい;補論1 藤樹書院と中江常省;補論2 淵岡山における「藤樹学」の自覚;補論3 会津藤樹学派の展開と“藤樹の教え”;結論 中江藤樹研究の現代的意義
ISBN(13)、ISBN 978-4-8315-1654-1   4-8315-1654-6
書誌番号 1122096739
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122096739

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