年金生活者マリーヤ・ユーディナの運命 --
武藤洋二 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2023.11 -- 20cm -- 208,4p

資料詳細

タイトル ピアノより大きなピアニスト
副書名 年金生活者マリーヤ・ユーディナの運命
著者名等 武藤洋二 /〔著〕  
出版 みすず書房 2023.11
大きさ等 20cm 208,4p
分類 762.38
個人件名 ユーディナ,マリーヤ
注記 索引あり
著者紹介 1939年9月30日生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科卒業。大阪外国語大学ヨーロッパI講座教授をへて同大学名誉教授。主として帝政ロシヤとソヴェトを拠点にして人間を追っている。主な刊行物に『ゴーゴリの世界から』(昭森社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ロシアの伝説的ピアニスト、マリーヤ・ユーディナ。苦しむ人に金も時間も使い、赤貧で病身。専門一筋から遠いのに彼女の演奏は比類なかった。その生き方を、良寛、宮沢賢治、聖フランチェスコなど私たちにもなじみの〈群像〉を想起しながら描く。
要旨 マリーヤ#ユーディナ(1899‐1970)。スターリン本人を手紙で批判して銃殺されず、リヒテルなどが「太陽のように崇めた」ロシアの伝説的ピアニストである。庵に住んで「窓の月」を唯一の持物とした良寛。「丈夫ナカラダ」に憧れながら、農民のための肥料設計に命を削った宮沢賢治。ベートーヴェン、カザルス、チェーホフ、石牟礼道子、樹木希林など、私たちにもなじみのある“群像”とともにユーディナの生き方を描く。人の嘆き、悲しみ、おののきを自らのものとするピアニストの音色。ユーディナの演奏は内的な力が外へと放熱し、音楽そのものとなって彼方へと向かった。専門にとじこもらず、命を使う場がピアノより大きかった比類なきピアニストの光跡。
目次 第1章 白いカラス;第2章 犬にも暖かさを;第3章 赤の他人の命;第4章 「私はまず第一に人間である」;第5章 生活と暮らし;第6章 「皆濁り」;第7章 「よく用いられた一生」;第8章 自分と身分、あるいは交響曲第七番
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09639-9   4-622-09639-0
書誌番号 1122096997
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122096997

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