後半生の戦略と決断 -- 光文社新書 --
野村玄 /著   -- 光文社 -- 2023.11 -- 18cm -- 479p

資料詳細

タイトル 新説徳川家康
副書名 後半生の戦略と決断
シリーズ名 光文社新書
著者名等 野村玄 /著  
出版 光文社 2023.11
大きさ等 18cm 479p
分類 289.1
個人件名 徳川 家康
注記 文献あり 年譜あり
著者紹介 1976年、大阪府生まれ。1998年、東京学芸大学教育学部卒業。2004年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)(大阪大学)。専門は日本近世政治史。大阪大学大学院文学研究科准教授などを経て、2022年より大阪大学大学院人文学研究科准教授。著書に『日本近世国家の確立と天皇』(清文堂)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 家康の後半生において、豊臣秀吉の没後、豊臣家と豊臣恩顧の大名たちとの関係、その制約の中で家康はどのように政治的な手腕を発揮し、幕府の礎を築いていったのか。一次史料に丹念にあたることによって、偉大な指導者としての家康の実像に迫る。
要旨 戦国時代を終わらせ、二六五年という長期にわたって存続する江戸幕府を創始した徳川家康。ただ、その政治的手腕や技法は、倒幕の正当性にも関わることから、明治維新から現在に至るまで、積極的に評価されにくい傾向がある。家康の後半生において、豊臣秀吉の没後、豊臣家と豊臣恩顧の大名たちとの関係、その制約の中で家康はどのように政治的な手腕を発揮し、幕府の礎を築いていったのか。一次史料に丹念にあたることによって、偉大な指導者としての家康の実像に迫る。
目次 第1章 豊臣秀吉没後の大坂城への道程(征夷大将軍任退官をめぐる理解の前提;徳川家康による大坂城の掌握;豊臣秀吉の発言を利活用する徳川家康);第2章 徳川家康の奥州への視線(陸奥国会津をめぐる政治的緊迫;徳川家康の深謀遠慮;会津攻め敢行の理由と目的);第3章 徳川家康後半生の政治判断の規定要因(会津攻めの中断と徳川家康;豊臣政権の権力構造と徳川家康の境遇;秀次事件の教訓;豊臣秀吉病没前後の政治力学;徳川家康の政治的危機脱出と前田利家病没;石田三成退隠後の徳川家康と大坂城);第4章 関ヶ原・山中における戦勝とその実態(徳川家康を利する淀と三奉行の行動;大坂方による徳川家康再弾劾の限界;徳川家康の胆力と覚悟;徳川家康と石田三成の当初の戦術;関ヶ原・山中の戦い);第5章 徳川家康による幕府権力の構築と継承(関ヶ原・山中の戦いの戦後処理開始;保留される会津攻め・薩摩攻め;慶長六年段階の徳川家康の権力;徳川家康の征夷大将軍任退官;豊臣家の滅亡と征夷大将軍職の再定義)
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-10131-2   4-334-10131-3
書誌番号 1122097266

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 289/ト 一般書 貸出中 - 2075616123 iLisvirtual
金沢 公開 Map 289/ト 一般書 利用可 - 2075413940 iLisvirtual