エティエンヌ・ド・グレーフの思想と人生 -- 光文社新書 --
梅澤礼 /著   -- 光文社 -- 2023.11 -- 18cm -- 296p

資料詳細

タイトル 犯罪へ至る心理
副書名 エティエンヌ・ド・グレーフの思想と人生
シリーズ名 光文社新書
著者名等 梅澤礼 /著  
出版 光文社 2023.11
大きさ等 18cm 296p
分類 326.34
件名 犯罪心理学 , 精神医学
個人件名 グレーフ,エティエンヌ・ド
注記 著作目録あり
著者紹介 1979年生まれ。上智大学卒業後、ベルギー政府給費留学生、フランス政府給費留学生として留学したのち、2012年にパリ第一大学史学科博士課程修了。現在は明治学院大学文学部フランス文学科准教授。著書に『囚人と狂気:一九世紀フランスの監獄・文学・社会』(法政大学出版局)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 精神科医・犯罪学者・作家という3つの顔を持ったエティエンヌ・ド・グレーフの評伝。誰もが罪を犯す可能性があるとしながら、それでも人を信じ、犯罪を防ぐ方法を探し続けた彼の思想と人生を辿りながら、人が罪を犯す心理を丁寧に紐解いていく。
要旨 日本における二〇二二年の犯罪件数(刑法犯)は約60万件。その数は二〇〇二年より減ってはいるが、犯罪がなくなることはない。なぜ人は罪を犯してしまうのだろうか。ある犯罪学者は、人は三つの段階を経て犯罪へ至ると言った。その人物こそが精神科医・犯罪学者・作家という三つの顔を持ったエティエンヌ・ド・グレーフ。彼は、誰もが罪を犯す可能性があるとしながら、それでも人を信じ、犯罪を防ぐ方法を探し続けた。日本ではまったくの無名であるものの、その功績は国際的に認められ、国際犯罪学会は彼の名前を冠した賞まで設けている。本書では、そんなド・グレーフの思想と人生を辿りながら、人が罪を犯す心理を丁寧に紐解いていく。
目次 第1章 精神科医としてのド・グレーフ―信仰と科学のはざまで(精神医学への道;最初の勤務地での出来事;ロヴァンジュール精神病院での孤立;ボーランの聖母;ド・グレーフの調査;ド・グレーフの解釈;ボーランの聖母の結末;ロヴァンジュールを離れて);第2章 犯罪学者としてのド・グレーフ―「犯罪者」とラベルを貼るのではなく(犯罪学の歩み;ベルギーにおける犯罪学の状況;第二次世界大戦のなかで;犯罪者とふつうの人;殺人犯の心理;犯罪生成プロセス;ケース・スタディ;犯罪の医学的予防;犯罪の社会的予防);第3章 作家としてのド・グレーフ―共感本能を取り戻すために(ド・グレーフの人間観;防衛本能;共感本能;目指すべき平衡;犯罪学と文学;ド・グレーフの文学的実践;文学のなかの、犯罪へ至る心理);終章 ド・グレーフの最期(戦後の活躍;ド・グレーフの最期;それから)
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-10134-3   4-334-10134-8
書誌番号 1122097571
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122097571

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