幕臣官僚がデザインしたもう一つの維新 -- 小学館文庫 --
原田伊織 /著   -- 小学館 -- 2023.12 -- 15cm -- 287p

資料詳細

タイトル 小栗上野介抹殺と消された「徳川近代」
副書名 幕臣官僚がデザインしたもう一つの維新
シリーズ名 小学館文庫
著者名等 原田伊織 /著  
出版 小学館 2023.12
大きさ等 15cm 287p
分類 210.58
件名 日本-歴史-江戸末期
注記 「消された「徳川近代」明治日本の欺瞞」(2019年刊)の改題、加筆修正
注記 文献あり
内容紹介 徳川家康が江戸に幕府を開いてから約250年。ペリー来航以降揺らぎ始めた「徳川」は、三河以来の譜代家臣小栗上野介らによる、徳川による近代政策で変わろうとしていた。その軌跡を丹念に追う歴史ドキュメント。
要旨 元号が明治に改元される5か月前、幕臣小栗上野介が新政府軍に斬首された。後に大隈重信によって「明治政府の近代化政策は、小栗の模倣に過ぎない」とまで称された逸材である。万延元(1860)年、幕府遣米使節の目付としてアメリカを訪れた小栗は、工業化、近代化が高度に発展した大国の姿を目の当たりにし、工場で手にした一本のネジとともに帰国。日本の近代化に着手する。横須賀に製鉄所、築地に本格的なホテルを建造し、さらには近代的な陸軍創設にも関与した小栗の歩みを辿ることで、幕臣が手がけた「徳川による近代化」の全貌をひもとく。
目次 序章 徳川近代という時代の存在;第1章 咸臨丸と小野友五郎(太平洋を横断した咸臨丸のウソ八百;無能を露呈した「海軍の祖」勝海舟;木村摂津守喜毅の覚悟;司馬遼太郎氏の麗しい誤認;咸臨丸の主役小野友五郎;テクノクラートとしての生涯);第2章 自由貿易推進派岩瀬忠震の奮闘(旗本養子と部屋住み大名;阿部正弘による抜擢;堂々たる初めての日米交渉;日米修好通商条約は不平等条約か?;無知蒙味、正気の沙汰とは思われず;条約調印、大老井伊直弼の凄み);第3章 徳川近代の柱・小栗上野介忠順(岩瀬忠震から小栗忠順へ、大老井伊直弼の覚悟;“ボンクラ使節団”の目付として;造船所から始まった近代国家への道;大老井伊直弼の密命;誰が小栗を殺した!?);第4章 徳川近代の群像〜奮戦、幕府歩兵隊〜(歩兵と小銃;江戸脱出、流浪の伝習隊北へ);あとがきに代えて 今こそ学ぶべき「江戸」という価値観
ISBN(13)、ISBN 978-4-09-407316-4   4-09-407316-7
書誌番号 1122102496
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122102496

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戸塚 公開 文庫本 210.5 一般書 貸出中 - 2075617065 iLisvirtual