文化に潜む多元性、辺境性、連続性 --
魏晨 /著   -- ミネルヴァ書房 -- 2023.11 -- 22cm -- 235,3p

資料詳細

タイトル 「満洲」をめぐる児童文学と綴方活動
副書名 文化に潜む多元性、辺境性、連続性
著者名等 魏晨 /著  
出版 ミネルヴァ書房 2023.11
大きさ等 22cm 235,3p
分類 909
件名 児童文学-満州 , 生活綴方-歴史-昭和前期
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1986年、中国生まれ。2009年、天津外国語大学卒業。2017年、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。2018年、博士(文学、名古屋大学)。中国武漢大学文学院講師。現在、お茶の水女子大学専任講師。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:児童文学から「満洲」の文化特徴を問い直す. 「満洲」における児童文学展開の歴史. 「満洲」童話作家・石森延男の登場. 大陸開拓動員と児童文学. 「満洲」育ちの童話作家・山田健二. 戦後日本における「満洲」経験の再構築. 日満綴方使節の活動. 交錯するまなざし、齟齬する満洲夢. 川端康成と綴方. 「満洲」次世代の誕生とゆくえ
内容紹介 「満洲」の児童文学と綴方活動の考察を通して、「満洲」の文化的特徴を問い直す1冊。「多元性」「辺境性」「連続性」といった3つの特徴を持つ「満洲」において、文化がどのように権力と関わりつつ産出されたのかなどについて考える。
要旨 本書は「満洲」の児童文学と綴方活動の考察を通して、「満洲」の文化的特徴を問い直す一冊。児童文学作家の活動、満鉄社員会機関誌『協和』や満洲移住協会機関誌『拓け満蒙』などの関連メディアを紹介。児童を日満双方で派遣しあい、綴方を書かせた日満綴方使節についても、新たな調査を実施し、検証することで、「満洲」の児童文学と日満綴方の全貌を解明。「満洲」文化に潜んでいる多元性、辺境性、連続性を浮き彫りにする。
目次 児童文学から「満洲」の文化特徴を問い直す;第1部 「満洲」児童文学と様々な「満洲」像(「満洲」における児童文学展開の歴史―機関誌、同人誌、大衆メディア;「満洲」童話作家・石森延男の登場―満鉄社員会機関誌『協和』における創作活動;大陸開拓動員と児童文学―「満蒙開拓青少年義勇軍」をめぐる児童文学試論;「満洲」育ちの童話作家・山田健二―「満洲」次世代の主体性を描く;戦後日本における「満洲」経験の再構築―山田健二「満蒙開拓青少年義勇軍」作品群の改稿);第2部 日満綴方使節をめぐる「満洲」次世代の誕生(日満綴方使節の活動―児童がいかに「満洲国」支配へ統合されたのか;交錯するまなざし、齟齬する満洲夢―『綴方日本』と『綴方満洲』の比較から見る日満関係のポリティクス;川端康成と綴方―戦時中の帝国主義とつながる回路);「満洲」次世代の誕生とゆくえ
ISBN(13)、ISBN 978-4-623-09475-2   4-623-09475-8
書誌番号 1122102783
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122102783

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