-一枚の書は何を物語るか-書体と文体 --
石川九楊 /著   -- 芸術新聞社 -- 2023.12 -- 20cm -- 453p

資料詳細

タイトル 悪筆論
副書名 -一枚の書は何を物語るか-書体と文体
著者名等 石川九楊 /著  
出版 芸術新聞社 2023.12
大きさ等 20cm 453p
分類 728.21
件名 書-日本 , 文学者-日本-歴史-明治以後
著者紹介 1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。書家。京都精華大学名誉教授。著書に『書の終焉――近代書史論』(同朋舎出版、サントリー学芸賞受賞)、『近代書史』(名古屋大学出版会、大佛次郎賞受賞)、『日本書史』(名古屋大学出版会、毎日出版文化賞受賞)ほか多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 日本近代の作家や詩人の書と文学作品とがどのような相関関係を匿しているかを具体的に読み込んだ1冊。「書とはどういう芸術か」の答えを求めて彷徨し、「書は筆蝕の芸術である」という解に到達した著者の最終段階の「筆蝕論」。
要旨 川端、三好、久保田、三島、中上、太宰、岡本、松本、谷川、谷崎、中里達11名の近現代の文士達の筆跡の、尋常ならざる謎のような筆蝕(書きぶり)の諸相が、「悪」という一語に表記している。書は文学である―思いもかけない命題に肉迫する石川九楊、最新の書字(筆蝕)論。
目次 第1章 妖婉、鬱滞の世界―川端康成『雪国』;第2章 「辶(しんにょう)(辵)(ちゃく)」の世界―三好達治『測量船』;第3章 あっけらかんの小粒世界―久保田万太郎句集『草の丈』『流萬抄』『流萬抄以後』;第4章 虚構の現実化と現実の虚構化―三島由紀夫『憂国』;第5章 神話・子宮の森の物語―中上健次『枯木灘』;第6章 「啄」から広がる世界―太宰治『人間失格』;第7章 終ることなき蠕動運動―岡本かの子『生々流転』;第8章 妖にして怪―松本清張『ゼロの焦点』;第9章 世界・愛・人間―谷川雁『わが沙漠』;第10章 両性具有の―谷崎潤一郎『春琴抄』;第11章 死中の生、虚無の中の真実―中里介山『大菩薩峠』;附章 書は文学である
ISBN(13)、ISBN 978-4-87586-683-1   4-87586-683-6
書誌番号 1122105631
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122105631

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