地動説の提唱と宇宙論の相克 --
山本義隆 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2024.1 -- 20cm -- p358~698 38p

資料詳細

タイトル 世界の見方の転換 2
各巻タイトル 地動説の提唱と宇宙論の相克
著者名等 山本義隆 /〔著〕  
出版 みすず書房 2024.1
大きさ等 20cm p358~698 38p
分類 440.23
件名 天文学-ヨーロッパ-歴史
個人件名 コペルニクス ニコラウス
著者紹介 1941年、大阪に生まれる。学校法人駿台予備学校勤務。科学史家。著書に、『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房、2003、パピルス賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞受賞、2005)、『近代日本一五〇年』(岩波新書、2018、科学ジャーナリスト賞、2019)、『小数と対数の発見』(日本評論社、2018、日本数学会出版賞、2020)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「なぜ、どのように西欧近代において科学が生まれたのか」を探る、近代科学誕生史三部作の完結篇。後の天文学の劇的な展開、ひいては宇宙論と自然学の変革への助走となった、コペルニクス地動説との格闘の軌跡。第2巻新装版。
要旨 コペルニクス地動説の本質とは何であったのか。精確さと概念上の革命性をあわせもち、既存の世界観に対する両刃の剣であった彼の『回転論』に、以降の学者たちはどのように対峙したのだろう。アリストテレスの体系とは異なるよりどころを必要としていたプロテスタンティズムの唱導者たちは、新しい天文学の魅力と脅威にどのように反応したのか。さらに、神学や哲学と自然学の序列に関しても、天文学の新展開がさまざまな議論と潮流を喚起してゆく。レティクス、ゲンマ・フリシウス、オジアンダー、メランヒトンら、『回転論』の含意と格闘した知識人たちの姿を、著者は透徹したまなざしで捉えている。理論と観測事実の関係、あるいは自然学と自然そのものとの関係をめぐる彼らの真摯な葛藤は、プトレマイオス・モデルへの信頼と哲学的・神学的要請に支えられたアリストテレス宇宙論の呪縛の強さを浮き彫りにしつつも、近代科学の胎動期を体現している。占星術の広範な利用を背景として、コペルニクス理論の意義が徐々に深く広く認識されるにつれ、言葉の学問であった宇宙論とその下に置かれた観測天文学との序列がしだいに揺らぎはじめる第2巻。
目次 第2巻 地動説の提唱と宇宙論の相克(ニコラウス・コペルニクス―太陽系の体系化と世界の一元化;初期のコペルニクス主義者たち―レティクス、ガッサー、ゲンマ;不可知論と相対論―オジアンダーとルター;宗教改革と数学的天文学の隆盛―メランヒトン・サークル)
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09677-1   4-622-09677-3
書誌番号 1123001954
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1123001954

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