世界の一元化と天文学の改革 --
山本義隆 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2024.1 -- 20cm -- p700~1127 112,28p

資料詳細

タイトル 世界の見方の転換 3
各巻タイトル 世界の一元化と天文学の改革
著者名等 山本義隆 /〔著〕  
出版 みすず書房 2024.1
大きさ等 20cm p700~1127 112,28p
分類 440.23
件名 天文学-ヨーロッパ-歴史
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1941年、大阪に生まれる。学校法人駿台予備学校勤務。科学史家。著書に、『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房、2003、パピルス賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞受賞、2005)、『近代日本一五〇年』(岩波新書、2018、科学ジャーナリスト賞、2019)、『小数と対数の発見』(日本評論社、2018、日本数学会出版賞、2020)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「なぜ、どのように西欧近代において科学が生まれたのか」を探る、近代科学誕生史三部作の完結篇。宇宙観と自然学の転回点にケプラーが登場。変革の物語はついに、物理学的な地動説と天体力学の形成にいたる。第3巻新装版。
要旨 アリストテレス・パラダイムの正否を数値的に検証するという決定的な問題を提供したのは、16世紀の彗星・新星の観測であった。この世紀に醸成された、自然研究の実証的方法にたいする新たな信頼と、高められた観測精度を足場に、ティコ・ブラーエやメストリンをはじめとする傑出した天文学者たちがドグマを次々に排してゆく。ティコの体系、ジョルダノ・ブルーノの無限宇宙など、宇宙像の刷新もダイナミックに模索される。そして、理論・技能・認識のすべてにわたる変革はついに、ケプラーの天体力学に結実する。ケプラーが自身の理論を打ち立てた思考過程と、それと不可分でありかつ現代の科学者のものとは根本から異なるケプラーの哲学・科学思想のニュアンスを精緻に読み解く最終章は、圧巻と言うほかはない。もっとも、ケプラーに限らない。史料原典・研究文献をはば広く読み込み、全3巻を通して浮沈する有名・無名の人物それぞれの構想と創意を丹念に跡づけ、読者にその思索の軌跡をいきいきと追体験させる手腕は、著者の真骨頂と言える。歴史研究の興味に心躍らせながら本書を読み終えたとき、前二著と合わせた“三部作”が提示する一個の史観が凛然と浮かび上がる。
目次 第3巻 世界の一元化と天文学の改革(彗星についての見方の転換―二元的世界溶解のはじまり;アリストテレス的世界の解体―一五七〇年代の新星と彗星;ティコ・ブラーエの体系―剛体的惑星天球の消滅;ヨハネス・ケプラー―物理学的天文学の誕生)
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09678-8   4-622-09678-1
書誌番号 1123001955
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1123001955

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