ロシア・辺境への旅 -- 新版 --
リシャルド・カプシチンスキ /〔著〕, 工藤幸雄 /訳   -- みすず書房 -- 2024.1 -- 20cm -- 414p

資料詳細

タイトル 帝国
副書名 ロシア・辺境への旅
版情報 新版
著者名等 リシャルド・カプシチンスキ /〔著〕, 工藤幸雄 /訳  
出版 みすず書房 2024.1
大きさ等 20cm 414p
分類 293.8
件名 ロシア
注記 原タイトル:IMPERIUM
注記 初版:新潮社 1994年刊
著者紹介 【リシャルド・カプシチンスキ】1932-2007。旧ポーランド領ピンスク生まれ。ワルシャワ大学を卒業。日刊紙『青年の旗』などの記者、特派員として、アジア、アフリカ、中南米ほかを取材。ペレストロイカ後の1989年から91年にかけて、ソ連の自治共和国を取材した成果が本書である。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ソ軍侵攻に怯えた幼少の記憶。ソ連時代と崩壊後に駆け歩いたロシア…。サルマン・ラシュディらが絶賛した「文学的ルポルタージュ」の旗手カプシチンスキーが、取り憑かれたように旅した〈帝国〉の、個人的報告。
要旨 「モスクワに着いたとたんに、ぼくは討論、論争、口論、流言の渦のなかへと落ち込む。どこへ出ても、会合、集会、会議、シンポジウムがある。プーシュキンの銅像の周りでは、まいにち早朝から夜半まで、だれやかやが立って、競って大声を挙げ、いがみ合い、また、チラシの厚い束を鼻先に突き出す。討論、雄弁、論争、おしゃべり、説教を得意とする者にとって、また言葉の剣士、真実の追求者にとって、天国の時代は今である。かかる大道討論クラブは、この国において数十、数百を数える」(「“魔の山”クレムリン」より)「マガダン行きの飛行機が飛ぶまで、ヤクーツク飛行場で四日間の待ちぼうけ。雪嵐の吹き荒れるコルィマー向けは全便運休。シベリアの旅はいつもこうである。“…”コルィマーの吹雪はおいそれと止まない。だが、吹雪が収まれば、飛行機はすぐさま飛ぶ。しがみついても乗らねばならない。万が一、乗り損ねて逃げられたら、死も同然。だから、腰をおろして待つ」(「コルィマーは霧また霧」より)サルマン・ラシュディ、マーガレット・アトウッド、ジョン・アップダイク、ガブリエル・ガルシア=マルケスらが絶賛した「文学的ルポルタージュ」の旗手カプシチンスキ。その代表作。
目次 1 最初の出遇い 一九三九〜六七(ピンスク、一九三九年;シベリア横断鉄道、一九五八年;南の国々、一九六七年);2 鳥瞰図から 一九八九〜九一(第三のローマ;寺院と宮殿;ぼくらは見つめ、涙を流す ほか);3 続きは進行中 一九九二〜九三
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09671-9   4-622-09671-4
書誌番号 1123002995

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