第二次大戦を決した用兵思想の激突 --
大木毅 /著   -- 祥伝社 -- 2024.2 -- 20cm -- 263p

資料詳細

タイトル 勝敗の構造
副書名 第二次大戦を決した用兵思想の激突
著者名等 大木毅 /著  
出版 祥伝社 2024.2
大きさ等 20cm 263p
分類 391.2074
件名 世界戦争(1939~1945)
注記 文献あり
著者紹介 現代史家。1961年、東京都生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD奨学生としてボン大学に留学。防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師等を経て著述に専念。『独ソ戦』(岩波新書)で「新書大賞2020」を受賞。「赤城毅」名義で小説も数多く上梓している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 第二次世界大戦の終結からおよそ80年、戦後すぐに形成され、横行していた「伝説」や「神話」は、歴史研究によって打ち砕かれ、あらたな像が描かれつつある。そうした成果を取り入れ、主としてヨーロッパ戦線の戦闘を題材に、第二次世界大戦を見直していく。
要旨 第二次世界大戦が終結して以来およそ八十年、戦後すぐに形成され、世界的に横行していた「伝説」や「神話」は、長足の進歩をとげた歴史研究によって打ち砕かれ、あらたな像が描かれつつある。本書は、そうした成果を取り入れ、主としてヨーロッパ戦線の戦闘を題材として、ともすれば旧来のイメージにとらわれがちだった日本での認識を刷新せんと試みた。戦略・作戦・戦術から成る「戦争の諸階層」、「指揮文化」、「戦闘有効性」―用兵思想の概念を用いた議論は、エル・アラメイン会戦やクルスクの戦い、アルデンヌ攻勢などの大戦闘を縦横無尽に解析し、指揮と組織の優劣、戦略環境等、「勝敗の構造」を定めたファクターをあぶりだす。不幸にも戦乱が身近に感じられるようになった現代日本において、軍事の要諦を知るための必携書である。
目次 第1章 ドクトリンなき「電撃戦」―ドイツの西方侵攻(一九四〇年五月‐六月);第2章 見果てぬ夢の終わり―英本土上陸作戦(一九四〇年九月?);第3章 砂漠機動戦の序幕―英伊軍の激突(一九四〇年九月‐四一年二月);第4章 無用の出費―クレタ島の戦い(一九四一年五月‐六月);第5章 幻想の「重点」―「バルバロッサ」作戦(一九四一年六月‐十二月);第6章 戦略的失敗だったのか?―真珠湾攻撃(一九四一年十二月八日);第7章 勝つべくして勝つ―第二次エル・アラメイン会戦(一九四二年十月‐十一月);第8章 「物語」の退場―クルスク会戦(一九四三年七月‐八月);第9章 第二の「タンネンベルク会戦」とワルシャワ蜂起(一九四四年八月);第10章 壮大な戦略と貧弱な手段―アルデンヌ攻勢(一九四四年十二月‐四五年一月);第11章 即興の勝利―レーマーゲン鉄橋攻防戦(一九四五年三月)
ISBN(13)、ISBN 978-4-396-61813-1   4-396-61813-1
書誌番号 1123006124

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