帝国日本「暴走」の実態 -- 中公選書 --
手嶋泰伸 /著   -- 中央公論新社 -- 2024.2 -- 20cm -- 234p

資料詳細

タイトル 統帥権の独立
副書名 帝国日本「暴走」の実態
シリーズ名 中公選書
著者名等 手嶋泰伸 /著  
出版 中央公論新社 2024.2
大きさ等 20cm 234p
分類 312.1
件名 日本-政治-歴史-1868~1945 , 軍事行政 , 統帥権
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 龍谷大学文学部講師。1983年宮城県生まれ。2006年東北大学文学部卒業。11年同大学院文学研究科博士課程後期修了。国立高専機構福井工業高等専門学校講師などを経て、20年より龍谷大学文学部講師。専攻・日本近現代史。著書に『日本海軍と政治』(講談社、2015年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 元老らはなぜ「独立」を支持したのか。政党人、軍人にも否定論者がいながら、維持されてきたのか。軍事の特殊専門性に着目、明治期からアジア・太平洋戦争の敗北まで通史のなかで描く。明治期からアジア・太平洋戦争敗北までの政軍興亡史。
要旨 帝国陸海軍の作戦行動の指揮・決定権限である統帥権。天皇大権に属し、その「独立」は内閣からの干渉を阻止した。そのため満洲事変以降、陸軍の暴走をもたらし、大日本帝国崩壊の最大要因とされてきた。しかし近年、通説の見直しが進む。元老らはなぜ「独立」を支持したのか。政党人、軍人にも否定論者がいながら、維持されてきたのか。本書は、軍事の特殊専門性に着目、明治期からアジア・太平洋戦争の敗北まで通史のなかで描く。
目次 第1章 統帥権独立の確立へ―一八七〇〜九〇年代(参謀本部の独立―軍事指導の専門分化;法体系の形成―帝国憲法と軍令 ほか);第2章 政党政治の拡大のなかで―一九〇〇〜二〇年代(軍部大臣現役武官制の制定、そして廃止;帝国国防方針と予算要求―政党勢力、世論との対峙 ほか);第3部 軍部の政治的台頭―一九三〇年代(統帥権干犯問題―国防可否判断をめぐる海軍の反発;満洲事変の混迷―軍内部の統制欠如 ほか);第4章 日中戦争の泥沼―一九三七〜四〇年(不拡大方針のなかでの拡大―決定者をめぐる混迷;和平交渉の不発―国務と統帥の統合の模索へ);第5章 アジア・太平洋戦争下の混乱―一九四一〜四五年(対米開戦へ―なぜ海軍は戦争を決意したのか;陸・海相の統帥部長兼任―総力戦下の戦争指導 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-12-110147-1   4-12-110147-2
書誌番号 1123007918
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1123007918

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