文化の架橋者たちがみた「あいだ」 -- 中公選書 --
片岡真伊 /著   -- 中央公論新社 -- 2024.2 -- 20cm -- 403p

資料詳細

タイトル 日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題
副書名 文化の架橋者たちがみた「あいだ」
シリーズ名 中公選書
著者名等 片岡真伊 /著  
出版 中央公論新社 2024.2
大きさ等 20cm 403p
分類 910.26
件名 日本小説 , 翻訳文学
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 国際日本文化研究センター准教授、総合研究大学院大学准教授(併任)。1987年栃木県生まれ。ロンドン大学ロイヤルホロウェイ(英文学)卒業、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン修士課程(比較文学)修了。総合研究大学院大学(国際日本研究)博士後期課程修了。博士(学術)。2023年より現職。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 谷崎も川端も三島も、英訳時に改変され、省略され、時に誤読もされてきた。どのような経緯で改変され、その結果、刊行された作品はどう受け止められたのか。1950~70年代の作家、翻訳者、編集者の異文化間の葛藤の根源を明らかにする。
要旨 日本文学は「どうしても翻訳できない言葉」で書かれてきた、と大江健三郎は言う。事実、谷崎も川端も三島も、英訳時に改変され、省略され、時に誤読もされてきた。なぜそのまま翻訳することができないのか。どのような経緯で改変され、その結果、刊行された作品はどう受け止められたのか。米クノップフ社のアーカイヴズ資料等をつぶさに検証し、一九五〇〜七〇年代の作家、翻訳者、編集者の異文化間の葛藤の根源を初めて明らかにする。
目次 序章 日本文学翻訳プログラムの始まり―ハロルド・シュトラウスとクノップフ社;第1章 日本文学の異質性とは何か―大佛次郎『帰郷』;第2章 それは「誰が」話したのか―谷崎潤一郎『蓼喰ふ虫』;第3章 結末はなぜ書き換えられたのか―大岡昇平『野火』;第4章 入り乱れる時間軸―谷崎潤一郎『細雪』;第5章 比喩という落とし穴―三島由紀夫『金閣寺』;第6章 三つのメタモルフォーゼ―『細雪』、「千羽鶴」、川端康成;第7章 囲碁という神秘―川端康成『名人』;終章 日本文学は世界文学に何をもたらしたのか―『細雪』の最後の二行
ISBN(13)、ISBN 978-4-12-110148-8   4-12-110148-0
書誌番号 1123007919

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