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【図書】 大江健三郎論

怪物作家の「本当ノ事」 -- 光文社新書 --
井上隆史 ／著   -- 光文社 -- ２０２４．２ -- １８ｃｍ -- ３２４ｐ

資料詳細

タイトル 大江健三郎論
副書名 怪物作家の「本当ノ事」
シリーズ名 光文社新書
著者名等 井上隆史 ／著  
出版 光文社 ２０２４．２
大きさ等 １８ｃｍ ３２４ｐ
分類 910.268
個人件名 大江健三郎
注記 年譜あり
著者紹介 １９６３年生まれ。東京大学文学部卒業。白百合女子大学文学部教授。専門は日本近代文学。著書に『暴流の人　三島由紀夫』（平凡社、読売文学賞・やまなし文学賞）などがある。（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
内容紹介 「奇妙な仕事」以降、文学界の先頭を走り続けてきた大江健三郎。１９５８年に芥川賞、６７年に谷崎潤一郎賞、７３年に野間文芸賞、そして９４年にノーベル文学賞受賞者となった。代表作を順に読み、「民主主義者」「平和主義者」としての大江像に再考を迫る。
要旨 東京大学でフランス文学を学んでいた学生時代の作品「奇妙な仕事」以降、常に文学界の先頭を走り続けてきた大江健三郎。１９５８年に「飼育」で芥川賞、六七年に『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞、七三年に『洪水はわが魂に及び』で野間文芸賞、八三年に『「雨の木」を聴く女たち』で読売文学賞、同年、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛次郎賞、そして九四年には川端康成についで日本で二人目のノーベル文学賞受賞者となった。新しい戦前と言われる今日、代表作を初期から順に読み進めることで、「民主主義者」「平和主義者」としての大江像に再考を迫る。
目次 第１章　三つの処女作―「奇妙な仕事」「死者の奢り」「飼育」；第２章　純粋天皇の胎水しぶく―『芽むしり仔撃ち』「セヴンティーン」「性的人間」；第３章　アナルセックスと赤ん坊殺し―『個人的な体験』『ヒロシマ・ノート』；第４章　オレハ本当ノ事ヲイッタ―『万延元年のフットボール』；第５章　三島由紀夫の死―『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』『沖縄ノート』『みずから我が涙をぬぐいたまう日』；第６章　レイン・ツリーとイーヨー―『同時代ゲーム』『「雨の木」を聴く女たち』『新しい人よ眼ざめよ』『Ｍ／Ｔと森のフシギの物語』；第７章　ピンチランナーは生還するか―『懐かしい年への手紙』『燃えあがる緑の木』；第８章　あいまいな日本の私―ノーベル賞受賞講演、沖縄戦「集団自決」裁判；第９章　おかしな二人組―『宙返り』『取り替え子』『憂い顔の童子』『さようなら、私の本よ！』；第１０章　大江健三郎の「本当ノ事」―『﨟たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ』『水死』『晩年様式集』
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-10223-4　　 4-334-10223-9
書誌番号 1123008400
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1123008400

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